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ネジ式車高調や純正形状ダンパーを展開するビルシュタインの2019年

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東京オートサロン2019ピックアップ。

ビルシュタインほど世代を超えて馴染みあるメーカーはないだろう。
1954年にドイツで操業したこのサスペンションメーカーは、長年、世界中のモータースポーツや純正採用された新車達の足回りを支え続け、そこで得られたノウハウをストリートカー向けショックアブソーバーや車高調開発に生かしてきた。
その姿勢からら、ビルシュタインを付けることが一種のステータスとまで言い切る自動車愛好家もいるほど。

そんなビルシュタインの日本総代理店 “阿部商会”のブースを見ていきながら、最近の傾向、商品展開をご紹介していきたい。

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多くの競合他社が車高調を出展する中で、ここビルシュタインブースでは、車高調だけでなく純正形状のショックアブソーバーもあったりと、幅広いラインナップを展示。
一部のチューニングカー愛好家だけでなく、より多くの自動車オーナーからの要望に応えられる事をアピールしている。

例えば純正形状タイプは一般向けで、補修部品といったポジション。
そして車高調は、足回りセッティングに強い拘りのある方向けといったところ。
どれもビルシュタインで入念にテストしてセッティングされているが、要望とあらば、好みに合わせたセッティング変更にも応じてくれる。

車高調ではネジ式を採用しているのも、ビルシュタインならでは。
ネジ式は車高調整時にバネのプリロード変化が起こるデメリットがあるが、ダンパーのケース剛性を高める、ケース内のオイル室容量アップ、構造をシンプルにできるため故障が少ない、軽い、価格を抑えられる、といったメリットも豊富にある。
プリロード変化のデメリットも、極端な見映え重視のシャコタンにしないのであれば問題はない。
なにより車種別専用設計で最適な車高、減衰、バネレートを合わせてあるので、その影響を最小限にとどめている。

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こちらは新製品。
ビルシュタインとレーシングドライバー”山内英輝”選手のコラボレーションで、新たな車高調を開発している。
対象車種はスバル・WRX S4 STIで、用途は街乗りメイン。
レーシングドライバーが、街乗り向けとしてどのような乗り味に仕上げてくるか興味深いところ。

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昨年までは、ハイエースといったワンボックス向けのダンパー需要が多かったというビルシュタインだが、今回、スズキ・ジムニー向けのスポーツダンパーも展示されていた。
今度はRVのシェアも探っていこうという狙いか?
他ブースでも、スズキ・ジムニーと専用開発の純正形状ダンパーも展示されており、その注目度の高さが伺いしれる。
ノーマルジムニーとの比較インプレが楽しみだ。

【取材 – 文 – 写真】
編者(REVOLT-IS

【取材協力 – お問合せ】
ビルシュタイン
阿部商会