実走行する風洞施設で空力測定のお誘い – 人とくるまのテクノロジー展2023
廃棄された鉄道用トンネルを、実車を走らせながら空力試験を行える施設に改装したイギリスの「ケイツビー・トンネル」。
ようやく受け入れ態勢が整った事から、ここ人とくるまのテクノロジー展2023の英国パビリオンブースでは、その紹介と利用提案が盛んに行われていた。
以前も紹介したが、この施設はエアロダイナミクスや流体力学による開発、解析、コンサルティングが専門のTotal Simグループの一員である、ケイツビー・トンネルが管理、運営している。
これまでにレーシングチームやスーパーカー、ロードレース用自転車などの試験で用いられており、安定した計測環境と得られた数値の高い再現性に、業界からは高い評価と、大きな期待が寄せられている。
利用についてはイギリス本国はもとより、世界中からも受け付けている。
例えばヨーロッパ仕様の車両開発テストの際、スパ・フランコルシャンやニュルブルクリンク、ル・マンで毎年開催される24時間耐久レース参戦の時に車両を持ち込むのもいいだろう。
日本国内やコンピュータ上では得られない、貴重なデータが取れそうだ。
日本の窓口は株式会社 TotalSim Japanとなっているので、関心を持った方はこちらに問い合わせを。
【取材/文】
編者(REVOLT-IS)
【取材協力】
株式会社 TotalSim Japan
公益社団法人 自動車技術会