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近年のマキタ電動工具に求められる要素 – ツールジャパン2022

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DIY、プロ用工具などが集まる日本最大級の商談展示会「ツールジャパン2022」。
今回は、電動工具の最大手である株式会社マキタを紹介する。

物作りやDIYに関わった方なら、一度はマキタの工具にお世話になっているはず。
かく言う編者も、愛車の外装加工でマキタ製のエアソーや電動ドリルを使っていた。

1915年の創業以来、今や世界中でマキタの電動工具が使われるまでになっているが、その商品ラインナップを見るとそれほど目新しいものはなく、技術の進化や時代に合わせたバージョンアップ、モデルチェンジを繰り替えしながら今日に至っている。
そもそも工具に求められる締める、緩める、くっつける、剥がす、磨く、開ける、貯める、放つ、切るといった基本動作は不変であり、電動工具はそれらを楽に、最短に、ミスなく、確実に行わせるサポートが目的。
その進化を見ても、サポートの範疇やその度合いを増やしている傾向が感じられる。

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そして今回の出展ブースで近年の傾向を伺ってみた。
ざっとまとめるとこんな感じ。
・出力といったパフォーマンスの向上。
・小型軽量
・充電式工具の充実化
・充電時間の短縮または連続稼働時間の延長
・製品の長寿命化
・使いやすさの探求
・スマートフォンと連動させた機能のカスタマイズ

これらの多くはSDGsが求められる社会性に沿ったもので、製品の生産時も、廃製品や廃棄材料をリサイクルして活用する取り組みも行っているという。
まぁ一般消費者からしたら、近年の燃料費や電気代の高騰、物価高の影響下では、電気代の節約や製品寿命の長さを特にありがたく感じるはず。

電動工具と言えば頻繁に買い替える機会がないものだが、どのように工夫しても作業効率が上がらない、電気代が無視できなくなった、という状況でなら、例え壊れていなくとも、最新モデルへの置換を考えたほうが良いかもしれない。

【取材・文】
編者(REVOLT-IS
【取材協力】
株式会社マキタ