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日本精機が提案する次世代AR-HUDナビゲーション – 人とくるまのテクノロジー展 2022

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人とくるまのテクノロジー展2022取材記事。
AR(拡張現実)技術の普及により、自動車用UI/UXも様々な進化を見せている。
メーター、ディスプレイ開発の老舗である日本精機株式会社でも、ARを活用したAR-HUD(ヘッドアップディスプレイ)の開発が進められている。

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AR-HUDシステムの構成
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AR-HUDユニットのアップ

フロントウィンドウに様々な画像、テキスト情報を投影するヘッドアップディスプレイ技術。
運転中の視界移動を減らす、自由度の高い内装やメーターデザイン、配置が行えるなどといったメリットがある。
近年、システム開発に各社しのぎを削っており、日本精機でも積極的に取り組んでいる。

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ディスプレイに透過表示される情報の一例
※プライバシーに配慮しモザイク加工をしています。

今回展示されたAR-HUDではプロジェクターでも用いられるDMD方式を採用しており、これまでにない広画角と遠方表示を実現。
色の再現性や太陽集光への耐性も高められている。

表示エリアは、ドライバー視点で10m先に77インチサイズを確保。
そこへスピードや警告、ウインカーやハザード、ナビゲーション情報を透過表示するが、センサーや専用ソフトウェアを組み合わせれば、他の情報表示にも対応できる。
ちなみに展示品では、前走車の追い越しナビゲーションを行う様子が見られた。
既に2020年発表の新型メルセデス・ベンツ Sクラスに採用されているとの事なので、気になった方はそのパフォーマンスを実車で体感してみてほしい。

【取材・文】
編者(REVOLT-IS
【取材協力】
日本精機株式会社