クランク東京発、ダートも快適なカスタムポルシェ911
海外ではポルシェ911をオフロードでも走れるようカスタマイズし、実際に林道やダートを走ったり競技に参加して楽しむ層が多いという。
東京のカーショップ「クランク東京」では、そんな楽しみ方を日本でも広められればと、自分達で車両製作に乗り出している。
その一台がこちらのポルシェ911″トライアル”。
ベース車の年式は1976年。
排気量3,000ccの4速マニュアルミッションモデルだ。
この車に対し、まず車高をあげてヘビーSUVまたはCCV（クロスカントリー車）向けのタイヤを装着。
そこから要望に合わせて外装やチューニングパーツを装着。
各部バランスを調整して必要な強化を施して完成となる。
写真の911はまだ未完成で、これから完成に向けてさらに手を加えていくという。
その後の予定は未定との事だったので、古いフォード・エスコードなども走っている全日本ラリー選手権への参戦を提案してみた（笑）
ポルシェに抱く価値感は人それぞれ違っている。
高級車、富裕層の象徴、文化遺産、走りの追及、スポーツカー乗りの一つの頂点などなど。
そういった意味では、このオフロード仕様へのカスタマイズは賛否両論あるかもしれない。
ただ聞くところによると、海外では我々が86やシルビア、シビックなどを弄る感覚で、気軽にポルシェ911によるタイムアタックやドリフト、カスタムを楽しんでいる方が多いという。
そういう意味では今回のポルシェ911カスタムも、”車は走らせてこそ楽しい”という嗜好から行きついた一つの回答と言えるだろう。