安価、効く、汚れない、ディクセルのブレーキに軽自動車用登場
拘りの輸入車オーナーの間で、ブレーキの効きに加え汚れにくいと好評を博しているディクセルの製品。今回新たに軽自動車用ブレーキパッド(KP)とブレーキディスクローター(KD)、それらがセットされた(KS)がリリースされた。
軽自動車はどのような特徴、性能が持たされているのか?イベント会場でお話を伺ってみた。
まずブレーキパッド(KP)。
驚くのは適合車種の豊富さ。
なんと、2000年以降に発売された軽自動車累積台数の約99%をカバーするという。
さらに一般補修用ブレーキパッドより長持ちし、車重の重い高ハイトな車でも自然な効きと十分な制動力が得られるよう開発された。
もちろん、ディクセルの売りの一つである低ダストな特性も盛り込まれており、不快な鳴きも、標準装備の鳴き止めシムとグリスの組み合わせで抑えられている。
次にブレーキディスクローター(KD)。
ソリッドとベンチの2種類が用意されている。
ブレーキの安定した効きにはディスクローター自体に高い精度が求められるが、KDは従来のディスクローターPDと同等の精度を誇っている。
またサイド部には防錆コーティング。
ローター表面にはブレーキパッドが馴染みやすいよう表面加工も施されている。
さらに価格も買いやすい値段で設定されているため、へたするとローター研磨に出すより安く済むものもあるかもしれない。
最後はブレーキパッド(KP)とブレーキディスクローター(KD)のセット(KS)。
なんとフロント用だけで9,400円~11,000円の価格で設定されている。
同じセットでフロント用純正品と比較すると、約半分以下の値段だ。
ご存じの通り、ブレーキパッドとブレーキディスクローターはそれぞれが消耗品。
パッドもローターも摩耗はするし、ローターに至っては歪みやクラックが入ることさえある。
そうなると、ブレーキ性能を最大限に発揮させるならパッドもローターも同時交換が一番となるが、ディクセルではお客様の誰もが確かなブレーキ性能を得られるよう、セットによる低価格な製品設定をラインナップに加えている。
ただ安いだけでなく安定したブレーキ性能を得られ、それでいて純正品より汚れないとあらば無理に純正品を選ぶ事もないだろう。
実際、新車購入直後からディクセルのブレーキへの交換依頼も増えているという。
中古車オーナーだけでなく、新車購入を予定されている方も検討してみてはいかがだろう?
そしてここからは余談。
ブレーキと言えばカーボン製品も多く出回っているが、カーボンブレーキパッドならカーボンのディスクローター(もしくはマッチングの良い素材のもの)といった組み合わせで、メーカーが推奨するディスクローターとブレーキパッドの組み合わせを選ばないと、効きが悪いか全く効かないケースもあるとか。
近年は誰もが気軽に購入できるだけに、その組み合わせにはご注意のほど。