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【東京オートサロン2022】ディスプレイに凝ったフジツボとGR86、AMG A35用エキゾーストマフラー

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東京オートサロン2022取材記事。
老舗マフラーメーカーのフジツボ(FUJITSUBO)では、デモカーとして話題のGR86とAMG A35の2台を展示。
そしてブース内はまるでマフラーの庭園のようなレイアウトで、歩きながら新作マフラー等を見れるようになっていた。

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フジツボブース入口付近
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フジツボブース内順路。マフラーやエキマニを柵や展示台に模している。
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フジツボブース内順路。道すがら、GRヤリス用など最新マフラーが鑑賞できた。
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フジツボブース内順路には、フジツボブース内には、マフラーにスピーカーを埋め込んだPR用映像機器も設置。

コロナ過でのイベント開催は、人の導線や密集管理も求められる。
恐らく日本庭園や美術館のような手法を取り入れ、順路通りに歩きながら、鑑賞するように見てもらえたらと考えたのだろう。
これなら、あちこちに散らばる事なく一定の人の流れを作り出せるし、何より管理がしやすくなる。
素晴らしいアイディアと言える。

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フジツボブースの出口付近

そんなマフラー庭園のゴール付近には、現在ラインナップされているマフラー、エキゾースト製品がズラリ。
近年の厳しさを増す法規制もあり、過去のチューニングパーツが次々廃盤となる中、フジツボではまだ多くの対応車種製品をラインナップに加え続けている。

もちろん、昔から続くフジツボ品質は健在。
さらに磨かれ、今も進化し続けている。
ある問屋やショップなどから聞いた話だが、これまでフジツボの製品自体による問題やクレームは一切発生していないという。
問い合わせ自体はゼロではないものの、それらは指定の取付手順に沿っていなかったり、保証外の製品を組み合わせたケースがほとんどなんだとか。

ちなみにフジツボには、製品ラインナップにない車種にも対応できるようにと、マフラーのワンオフ製作サービスもある。
残念ながら現在休止中との事だが、あのフジツボ品質のオリジナルマフラーが手に入る機会でもある。
興味のある方は、再開まで首を長くして待ってみよう。
さてここからはデモカーを軽く紹介。

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フジツボのデモカーGR86には、新開発されたEPU(Exhaust Performance Unit)を装着

まずはGR86。
こちらには、フジツボが誇るトータルエキゾーストシステム「Exhaust Performance Unit」が取り付けられていた。
これはエキマニからマフラーまで一体としたトータルパッケージ製品で、一体を前提とした設計とする事で、合法の枠内でエンジンの性能を最大限に発揮できるよう開発されている。
もちろんGR86用は初で、今回は参考出品。
車の発売自体は11月と遅かったものの、前モデルのZN6用をベースに排気量アップに合わせて各部を最適化。
先行発売されていた新型スバルBRZも用いる等しながら、現在も開発が進められている。

また展示のA-Rについては、性能向上と良い音質を得られないかと、メインパイプを拡大しつつ、リアピース部のレゾネーターチャンバーやパンチングの穴、形状、配置といった構造に様々なアイディア、工夫をこらしながら開発された。

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フジツボが開発中のAMG A35用VVVマフラー

次はAMG A35。
こちらには、走行モードによる可変バルブの切り替えで音量と音質、性能の変化が楽しめる「VVV(ヴィダブリュ)」が取り付けられていた。
フジツボでは輸入車向け製品開発にも力を入れており、これまでにアバルト、BMW、フォルクスワーゲン、プジョー、ミニ、フィアット、アウディ向け製品をリリースしている。
そしてこの「VVV(ヴィダブリュ)」はアウディ S3、BMW M2についで輸入車として3台目の製品となる。
本製品は参考出品ながら、継続して開発中との事。
これなら住宅街や街乗りでもご近所に迷惑をかける事なく乗り入れられるし、音の問題が皆無なステージなら、エンジンのパフォーマンスを最大限に発揮させる事が出来るだろう。

今回紹介した二つのデモカーに装着された製品は、発売、リリース前後くらいにあらためて取材を申し込み、確定仕様となったモデルをお届けしたいと思う。

【取材・文】
編者(REVOLT-IS
【取材協力】
藤壺技研工業株式会社
東京オートサロン事務局