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GRスープラ用フジツボオーソライズVVVマフラーの音評価、感想

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今回は、エキゾースト・マフラーメーカー「フジツボ(FUJITSUBO)」のトヨタ・GRスープラ用AUTHORIZE(オーソライズ) VVVマフラーを紹介する。

電子制御の複雑化、保安基準の変更等によりチューニングパーツ開発が難しいと言われるトヨタ・GRスープラだが、なかなかどうして今の時代にあったサウンドと気持ち良さを追求したマフラーを開発してくれた。

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このマフラー、AUTHORIZE(オーソライズ)VVVは、”実用重視でノーマルマフラーとスポーツマフラーの良いとこ取り”がコンセプトとなっており、装着されたカーボンテールが見た目のスポーティーさをより際立たせている。
全体はステンレスとチタン、両側2本出しカーボンテールパイプという構成で、そこに装着される排気バルブコントロールユニットにより、車内からサウンドとパワーのコントロールができる機能が設けられている。

マフラー出口の径はφ118。
マフラー装着時の最低地上高は、ルーフ高1280mmに対して110mmとなっている。
既に車高を落としている方は、この数値を目安に装着を検討してほしい。

肝心のマフラー装着後の音量と性能変化を見てみよう。
まず最大パワーと最大トルクだ。

【最大パワー】
ノーマル:401.7ps / 5070rpm ⇒ FUJITSUBO:402.7ps / 5080rpm
【トルク】
ノーマル:61.5kg・m / 3080rpm ⇒ FUJITSUBO:62.9kg・m / 3010rpm

※情報元:FUJITSUBO EXHAUST SYSTEMS

ここで注目したいのが最大トルクと発生回転数で、トルクアップかつ発生回転数が低くなっている。
これは街乗りでも気持ち良さが増すはず。
なにより高いギアのまま、それほどアクセルを踏まなくても走れる速度域が増えるので、無駄にギアチェンジを発生させる事もなくスムーズな走行と燃費の向上に寄与してくれる。

次にマフラー重量を見てみよう。

【マフラー重量】
ノーマル:25.6kg ⇒ FUJITSUBO:16.5kg

※情報元:FUJITSUBO EXHAUST SYSTEMS

幅に軽量化されているのがわかるだろう。
軽量化は車の乗りやすさと運動性向上に繋がるので、このマフラーを装着した後、いくらかの恩恵に預かれそうだ。

そして近年厳しさが増すマフラーサウンドについてだが、驚くべき結果が出ている。

【音量アイドリング】
ノーマル:63dB ⇒ FUJITSUBO:66(61)dB
【近接排気騒音(3750rpm) 】
ノーマル:93dB ⇒ FUJITSUBO:87(86)dB
【3000rpm】
ノーマル:77dB ⇒ FUJITSUBO:75(75)dB
【5000rpm】
ノーマル:91dB ⇒ FUJITSUBO:91(88)dB
【4000rpm ~ 6000rpm】
ノーマル:103dB ⇒ FUJITSUBO:97(99)dB

※情報元:FUJITSUBO EXHAUST SYSTEMS

カッコは排気バルブを閉じた時の数値だが、全体的にノーマルより低く抑えらえている。
排気バルブを開いても、ノーマルとほとんど変わっていない点も興味深い。
これなら現在の保安基準も安心してクリアできるし、ご近所を走る際に音量で迷惑をかける事もないだろう。

最近ではノーマルでも音量が大きいからと低くなるマフラーを探される方もいると聞く。
そんな方にも、フジツボのVVVモデルがとても魅力的に感じるはず。

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では、実際にサウンドを聴いてもらおう。
バルブクローズ、バルブオープン、バルブオープン+アンチラグONの3パターンのサウンドを撮影した。

いかがだっただろう?
今の時代にマッチした開発コンセプト通りのマフラーで、GRスープラ本来のバランスを崩さず、そのパフォーマンスをさらに伸ばしたものとなっている。
価格は税込みで616,000円(本体価格560,000円)。
素材やシステム構成を考えると、かなりお値打ちな値段といえるだろう。
どこでも気ままにGRスープラを楽しんでいきたいオーナーなら、このマフラーの選択をプランに入れてみるのもいいかもしれない。

【取材 – 文 – 写真】
編者(REVOLT-IS

【取材協力 – 問い合わせ先】
FUJITSUBO