3Dプリンタ・スキャナを使って絶版の自動車部品を作りだす – スタークラフト
旧車や名車、クラシックカーを維持するにあたって問題となるのは、生産されていない絶版部品をどう調達するか。
オークション等での中古部品の入手、部品やユニットそのものの修理といった方法が一般的だが、近年では種類や数を絞っての限定的な再生産を行うところも出始めている。
そして今回紹介する兵庫県神戸市のスタークラフトでは、3Dプリンタ・スキャナ技術を使っての絶版部品の制作サービスも行っている。
こちらではヤナセクラシックカーセンターと業務提携もしており、制作した部品にはお墨付きまでもらっているという。
スタークラフトでは多くの車のレストアを手掛けており、その過程で部品の欠品があった場合でも、”ない物は作る”をモットーに様々な質の高い部品を制作しながら実績を積み重ねてきている。
その制作の対応範囲も、デザイン画を起こしたりCADデータの作成、リバースエンジニアリング(部品本体を計測、解析して制作に必要なデータを出力していく)と幅広い。
設備のほうも、神戸市の本社には最新鋭の3Dスキャナや3Dプリンタ機器を備えており、それらを使って計測、操作する専門スタッフもいる。
高い精度と再現性を持たせた部品が作れるよう、しっかりした体制が整えられているようだ。
※3Dプリンタ稼働中の動画
これらは3Dプリンタで作成した部品サンプル。
どれも純正品と見紛うほどの完成度で、オリジナルに拘りのある方でも納得頂けるのではないだろうか?
尚、製作は少数から多数ロットまで対応可能。
制作時間はものによって事なるため、まずは一度ご相談頂きたいとの事だ。
若者の間で人気の車には旧車の部類に入っているものもあり、やはり部品不足に悩んでいる声が多く聞かれる。
その解決策として、スタークラフトの存在は覚えておいて損はないだろう。
興味を持たれた方は、ぜひ問い合わせてみてほしい。
【取材 – 文 – 写真】
編者(REVOLT-IS)
【取材協力 – 問い合わせ先】
スタークラフト