バイオディーゼル燃料 の製造で脱炭素社会に対応【スマートエネルギーWEEK【春】2024】
バイオディーゼル燃料 の製造もいくつかの企業が参入しつつある。
一般ではガソリンスタンドでお馴染みの(株)宇佐美鉱油もその一つで、その宇佐美グループの一企業である三和エナジー(株)では、2023年にバイオ燃料の製造事業に参入。
これまで同社は、主に燃料、油、エンジンオイルの販売、配送を手掛けていたが、先日、埼玉県狭山市に国内最大級のバイオ燃料製造プラントを開所。
ここを拠点に、生成に必要な廃食油(天ぷらで使う食用油)の回収から製造、配送まで全てワンストップで行っていくという。
製造される燃料は、その配合により以下の5つが用意される。
- B5軽油・・・従来の軽油にバイオ燃料を5%配合
- B30軽油・・・従来の軽油にバイオ燃料を30%配合
- B100・・・バイオ燃料100%
- バイオA重油(B5)・・・従来の重油にバイオ燃料を5%配合
- バイオA重油(B24)・・・従来の重油にバイオ燃料を24%配合
バイオディーゼル燃料自体は昔から存在していたが、時代が脱炭素社会へ舵を切ると同時に再注目。
技術の進歩により、高純度の燃料を製造できるまでになったという。
独特の匂いも抑制され、これまで言われていた重機トラブルのリスクも激減。
これまで軽油を使ってきた重機や発電機、船舶などへの導入が即可能で、代替燃料としても期待されている。
現在、配送可能エリアを全国に拡大中で、多くの法人様に使って頂きたいと語ってくれた。
【取材・文】
編者(REVOLT-IS)
【取材協力】
三和エナジー(株)
宇佐美エネルギートランスポート
第21回 SMART ENERGY WEEK【春】
会期:2024年2月28日(水)~3月1日(金)
会場:東京ビッグサイト
主催:RX Japan株式会社