3WSな新型オープンスポーツカーに対するヤマハの拘り~ジャパンモビリティショー 2023
11月5日まで開催中のジャパンモビリティショー(旧東京モーターショー)2023。
ヤマハ発動機ブースからは、TRICERA(トライセラ)という新型EVスポーツカーのコンセプトモデルをピックアップする。
生き物がクラウチングしているようなスタイリングで、ウインドスクリーンレスのフルオープン、3輪の車体が特徴的。
さらに3WS(3輪操舵)システムを搭載。
これは同位相、逆位相にも制御できる機構で、手動による切り替えも可能となっている。
これらの効果により、今までにないハンドリング感覚が体験できるという。
元々2輪中心のメーカーであるヤマハでは、これまでオープンエアの気持ち良さ、マシンとの一体感、操縦者の感性に訴えかけるような運転の楽しさを追求してきた。
今回のこのトライセラ。
まさにEVという車体へ、そうしたテーマを詰め込んで開発したモデルと言えるだろう。
その拘りは徹底しており、気持ち良さが削がれるからと絶対にウインドスクリーンを付けない、今後はエアカーテンの方向でさらに開発を進めたいと語ってくれた。
ライバルはKTMのX-BOW(クロスボウ)か?
ぜひ会場でその姿を見てほしい。
ジャパンモビリティショー2023は、東京ビッグサイトで2023年10月26日(木)~11月5日(日)の期間で開催中。
【取材・文】
編者(REVOLT-IS)
【取材協力】
ヤマハ発動機株式会社
一般社団法人 日本自動車工業会