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千葉大が風洞で学生フォーミュラの空力を測定 ~ 富士エアロパフォーマンスセンター

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風洞試験施設の富士エアロパフォーマンスセンターが登場以降、学生フォーミュラでも風洞実験に注目が集まっている。
2023年7月に関西の2チームが初の風洞実験に挑んだばかりだが、今度は8月11日に、関東勢で初めてとなる千葉大学フォーミュラプロジェクト(CUFP)チームが挑戦した。
昨年総合4位の猛者の目に、センターの風洞はどう映っただろう?
当日の模様をまとめてみた。

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CUFPが持ち込んだのは、前日までエコパでの試走会で走りこんだ2023仕様のマシンそのもの。

チームでは富士エアロパフォーマンスセンターの登場以降、早くからその有用性に着目しており、センターへ何度かコンタクトを取るなど、水面下で積極的な動きを見せていた。
もちろんチームでも自作のタフトを使った空力の評価を行ってはいたが、やはりドラッグやダウンフォースが数値として見れる事、スモークで気流の流れが可視化出来る事に魅力を感じていたようだ

残念ながらタイミングが合わずに今日の試験となってしまったが、リーダーはじめチームメンバーはとても意欲的で、多くの事を吸収しようと乗り込んできた。

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今回の風洞実験は午前中のみのタイトなスケジュール。
多少準備に手間取ったものの、計測メニューはいつも通り基準形態からスタート。
合間にスモークやタフトの試験を入れつつ、リアウイングを寝かした形態2、そこからフロントウイングも寝かした形態3と計測を進めていった。

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数年前からエアロデバイスに力を入れてきたCUFPチーム。
今回の風洞実験ではどういった事が出来るのか?何をどのレベルまで見れるものか?を探りながら立ち会ってきたが、計測結果を見ると設計値に近い性能が出ているとなかなかの高評価。

ただ条件を変え、様々な角度から細かく見ていくと、机上では気付けなかった情報やマシンの問題点なども露わになり、センター担当者を交えて対策について意見交換がなされた。

オンライン開催となる静的審査まで残り10日。
現地開催となる動的審査まで残り17日ととても短いが、今回得られた計測結果を使い、チームではギリギリまでアップデートに取り組むという。
奮闘に期待したい。

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ところで、富士エアロパフォーマンスセンターで計測した学生フォーミュラマシンの3台を見ると、面白い事に前後ウイング重視かフロア下重視なのかがはっきり分かれていた。
この違いが大会でどう表れてくるか?
この事も注目ポイントに加えて、大会取材に臨みたいと思う。

【取材/文】
編者(REVOLT-IS
【取材協力】
富士エアロパフォーマンスセンター
千葉大学フォーミュラプロジェクト千葉大学