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帝京フォーミュラプロジェクトが2023マシンを学内試走 ~ 学生フォーミュラ

あと数週間後に開催される学生フォーミュラ 2023大会。
今年こそ好成績をあげようと、各学生チームでは夏休み返上でマシンの熟成に取り組んでいる。

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そのうちの一つ、帝京大学 宇都宮キャンパスからエントリーのチーム「帝京フォーミュラプロジェクト」が、なんとキャンパス構内での試走会を実施した。
今回はその様子をお伝えしていく。

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連日災害級の猛暑が続く2023年の夏。
それでも彼らの活動拠点である実習棟に赴くと、リーダーの指示の元、多くのメンバーが準備を進めていた。

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こちらが今年のマシン。
実習棟には多くの工作機械が備えている事もあり、マシンに使われる部品の多くは学生達自身の手で製造されている。

全体的に昨年の正常進化版といったところだが、より重心を低くし、20kgほど軽量化がなされているという。
特に低められたフロントダンパーの取り付け位置と、それに合わせたサスペンション変更が目を引く。
去年は見ていて安心できる、堅実で安定感ある走りを披露。
総合18位に日本自動車工業会会長賞を受賞となかなかの好成績を収めたが、今年はどうだろう?

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試走場所に赴くと、着々と準備が進められていた。
その場所とはキャンパス内の”自分流ひろば”。
校舎に囲まれ、中心には歴史のありそうな大木と碑が立てられている。

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もちろん大学の許可を得ているが、施設に何かあってはいけないと、テスト方法からスケジュール、安全対策やトラブルが発生した時の対処法など、入念な打ち合わせが行われた。
メンバーの健康面にも配慮すべく、大量の飲料水を詰め込んだクーラーボックスも持ち込んでいる。

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今回の学内試走だが、目的はサスセッティングを詰める事。
先日、ツインリンクもてぎで開催された合同試走会に参加した際、スプリング選定のミスでマシンが底付きしてしまい、代替品も無かった事から満足に走れなかったという。
その代わりとして急遽セッティングしたという。

とはいえ路面も違えば場所も狭いだけに、大会と同じ状況には出来ない。
そこで右に左に旋回する定常円走行を繰り返しつつ、その時点でのセッティングをチェックしていく事になった。

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路面温度は朝の時点で50℃を突破。
日陰でも40℃と10℃近い差がある。
そんな中走り出した帝京フォーミュラプロジェクトのマシン。
タイヤは昨年から使っているフージャーの中古タイヤで、この学内試走後に新品タイヤへの履き替えが予定されている。

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序盤はマシンの調子を確認しつつ慎重な走行から。
何回かピットインを繰り返しつつ、エンジニアにマシンの状態を説明。
細かい調整を加えながら周回を重ねていった。

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途中、経験の浅いメンバーにドライバーインプレッションの聞き取りやシートベルトを締める役割を任せたり、ドライバーも交代しつつ同様に周回を重ねていたが、予想以上に足回りに対する各ドライバーの評価が高く、終了予定の2時間前くらいに早々とベースセッティングが決まってしまった。

余程気持ちの良い動きだったようで、どのドライバーもテンション上がったのか明らかに速いペースで攻めるようになり、その都度メンバーから怒られていた。
場所が場所だけに怒られるのは仕方ないが、自動車チューニングで足の決まった車を運転した方なら、攻めたくなる気持ちはわかってくれると思う。

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その後は時間いっぱいまで、マシンのマイレージを重ねる走行に終始。
長時間周回しないと出てこないトラブルもちらほら出てきたが、走行を中断する程のトラブルに見舞われる事なく、当日の学内試走は無事に終了した。

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今後は、構内にあるアライメントテスターを使ってマシンを調整。
別で参加する合同試走会では新品タイヤを投入し、本番に向けてさらにテストを重ねていくという。

テスト不足なオートクロスやエンデュランスでのロングランが気になる所だが、恐らく次の合同試走会でテストしてくるはず。
残念ながら都合により試走会へは取材に赴けないが、試走会後のチームの報告に注目したい。

【取材/文】
編者(REVOLT-IS
【取材協力】
帝京フォーミュラプロジェクト帝京大学