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旧車、クラシックカー、ネオヒストリックカー向けなエルフのエンジンオイル

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フランスの油脂メーカー「エルフ」より、HTX Classioc carシリーズと銘打ったエンジンオイルが発売中。
年代毎の旧車の維持や街乗り度合い、サーキットを走るクラシックレーシングカーやチューニングエンジンに合わせたもの等、3種類がラインナップされている。
旧車文化が根付いているヨーロッパ発の製品なだけに、その性能は期待できそうだ。
それぞれ見ていこう。

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HTX Collection

こちらは、ノックダウン生産が主流だった1950年代から、1970年代あたりまで製造された自動車向け。
特長として、長期保管中に発生しやすい、錆や腐食からのエンジン保護、低温時によるオイルポンプへの過度の負荷や、エンジンスタート時の潤滑不足の防止、摩耗防止性能の向上がある。

ベースオイルは鉱物油。
SAEの粘度は20W-50となる。
初代クラウンやスバル360、ハコスカ、TSサニ―、パブリカ、コスモスポーツ、2000GT等といった車が対象となりそうだ。

HTX Generation

こちらは、バブル景気も挟む1980年代から、2000年代あたりまで製造された自動車向け。
特長として、エンジン摩耗を最大限に抑えつつ、高い熱安定性と酸化防止性能の保持と、様々な環境下でも機能する洗浄性能がある。
この時代のエンジンに合わせて開発された、特別な添加剤が配合されているという。

ベースオイルは鉱物油。
SAEの粘度は15W-40となる。
現在も人気なAE86、シビック、シルビア、180SX、第2世代スカイラインGT-R、RX-7、スープラ、インプレッサ、ランエボ等はこれだろう。

HTX CHRONO

こちらは、1980年代から2000年代あたりまで製造された車が対象で、古いレーシングカーや、チューニングエンジンでサーキット走行を楽しむ旧車向けとなる。
特長として、高負荷が続く中でエンジンを壊さず、性能を最大限に発揮させる事を目的に、耐熱性と密閉性、洗浄性能を大きく向上。
これにより強力な油膜保持と、デポジットの発生を防いでいる。

ベースオイルは100%化学合成油。
SAEの粘度は10W-60となる。
チューニングベースとして人気の中古車でサーキットを走っている方なら、これを選んだほうが良さそうだ。

【取材・文】
編者(REVOLT-IS
【取材協力】
トタル・ルブリカンツ・ジャパン株式会社