CFRPとゴムを合体させた低コスト素材【オートモーティブワールド2024】
自動車部品へのCFRPの普及が進む中、藤倉コンポジット(株)では、長年培ったゴム製造技術を生かした素材を送り出してきた。
それはCFRPとゴムシートを一体成型する複合素材で、積層するCFRPの中間、または外側をゴムの層にして製造する事が出来る。
売りは低コストと軽量化。
ゴム弾性の影響もないようだ。
一体成型のため接着剤は使用しておらず、製造行程も大幅に削減出来たという。
振動減衰、遮音性、耐摩耗性、そして破損時の炭素繊維飛出し保護などに期待できるため、自動車ではルーフやボンネット、アンダーカバー、バッテリーケースやEVモーター用部材へ用いる事を提案されている。
【取材・文】
編者(REVOLT-IS)
【取材協力】
藤倉コンポジット(株)
第16回オートモーティブワールド
会期:2024年1月24日(水)~26日(金)
会場:東京ビッグサイト
主催:RX Japan株式会社