愛車のパーツを現物から復刻 – 復刻.JP
トヨタモビリティ神奈川が進めるレストア事業。
ノスタルジック2Daysではその成果を見るのが恒例となってきたが、今回はレストアで用いる部品の多くを製造している、(株)TOKYO HOKUTOの復刻.JPを紹介する。
その創業は2014年。
これまでに各種工業用の部品や電子基板の設計、製造、評価などで実績を積んできた企業で、復刻.JPはそうして得たノウハウを生かしてスタートした。
その名の通り部品を復刻(リバースエンジニアリング)するサービスで、例え設計図や型がなくとも、現物があれば3DスキャンでCADデータを作成する。
部品によっては摩耗状況や歪みの測定と、そこから得た差分抽出図も付けられるようだ。
もちろんそれだけでなく、実際の製造もこちらで請け負ってくれる。
その範囲も幅広く、金属部品や電子基板、プラスチックにガラス部品、そして型がないと製造不可と言われていたゴム部品も、製造方法を工夫する事で対応可としている。
シート生地や革製品のリペア、リメイク、内装の張り替えも行えるようだ。
ただ自動車部品に限っては、復刻製造するにあたって制限がある。
主に駆動系や制動系、制御系、内燃機関の部品に対してで、これらのように走行や安全性に影響の出る部品の復刻は断る場合があるという。
主に内外装部品の復刻がメインとなるようで、ヘッドライトレンズ、ポジションランプ、ウインカーレンズ、リアコンビネーションレンズ、革巻きステアリング、フロント合わせガラス、リア強化ガラス、内装とシートの張り替え、ウィンドゥレギュレータハンドル、ウェザーストリップを例としてあげてくれた。
とはいえ、物によっては復刻出来るものがあるかもしれないので、まずは可能かどうかを、一度問い合わせたほうがいいだろう。
【取材/文】
編者(REVOLT-IS)