スーパーフォーミュラに力を入れるオーリンズ【東京オートサロン2024】
スウェーデンのショックアブソーバメーカー「オーリンズ」のブースでは、スーパーフォーミュラを戦ったチームインパルのマシン「ダラーラ SF23」が展示されていた。
今年からスーパーフォーミュラのダンパー、サードエレメントはオーリンズのワンメイクとなる。
これまで主にトヨタエンジンを使うチームで採用されていたが、今度は全チームが対象となるため、供給元となるラボ・カロッツェリアではリソースの拡充が進められている。
その様子が気になるところだが、ちょうどオートサロン会場にレース部門の方が詰めていたので、ワンメイク決定後、初となったオフシーズンテストの感想などを伺ってみた。
テストが行われたのは昨年12月で、場所は鈴鹿サーキット。
サードエレメントがイナーターからスライダーという機構に変わった事、半分近くが未経験のダンパーへ変わった事による影響を注視していたが、全体的にタイムは落ちたものの、どのチームもそれなりにまとめてきたという。
チームによってテストメニューに違いがあるため正確な比較は出来ないが、例年チャンピオン争いに加わるチームが上位に食い込んでいる事からも、さすが日本のトップフォーミュラを戦うプロチームと評価されていた。
とは言えテストと本番は違うからと、開幕戦を終えるまではまだまだ安心できないという。
今現在もチームから上がってくるリクエストへ対処しつつ、万全の体制で供給できるよう、緊張感を持って作業を進めているそうだ。
次のオフシーズンテストは2月の鈴鹿サーキット。
そして3月の開幕戦を迎える事になる。
果たしてどこまでセッティングを詰めてこれるか?
今年も見所の多いシーズンとなりそうだ。
【取材・文】
編者(REVOLT-IS)
【取材協力】
ラボ・カロッツェリア
東京オートサロン事務局