富士エアロパフォーマンスセンターが風洞模型を展示【東京オートサロン2024】
誰でも気軽に風洞実験を行えると話題の富士エアロパフォーマンスセンターでは、こちらで使われる自動車用風洞システム「Aero Optim」とコンパクト風洞天秤「SLIM BALANCE」を活用したサービスを提案されていた。
今回の目玉は、実際のシステムを忠実に再現した1/8スケールの風洞模型。
ファンも電動で稼働する凝りようなのだが、実はこれ、システムの設計、開発に携わる社員さんがお一人で製作したもの。
全体像や動作の様子がイメージで掴みやすいのか、訪れた方々も説明を聞きながら、興味津々で眺めていた。
昨年1月に開所して以来、市販車やチューニングカー、レーシングカーなど多くの稼働実績を積んでこられたが、今現在も多くの要望や引き合いがあるという。
中でも法人利用が格段に増えており、空力評価だけでなく、例えば走行風によるラジエーターの熱管理計測や走行風がボディパネルに加わる圧力の測定など、車に風を当てるという視点から様々な応用も行われているようだ。
またミニ四駆クラスの風洞実験も行える小型風洞も開発しており、昨年行われたトライアルでは上々の結果が出たとかで、ミニ四駆ユーザーから好評を博している。
アイディア次第でさらなる拡張、展開が期待できるこちらの風洞システム。
今年の動向に注目したい。
【取材・文】
編者(REVOLT-IS)