ニスモフェスティバル2023イベントレポート3
ようやく冬到来の富士スピードウェイで、今年も日産・ニスモファンの祭典「ニスモフェスティバル」が開催された。
最新のSUPER GTやフォーミュラeをはじめ、過去の歴史を飾ったレーシングマシンが一同に介した本イベントの模様を数回に分けてお送りする。
第三回はグランドスタンド裏イベントエリア編。
こちらでは日産・ニスモの誇る新型車の展示をはじめ、チームグッズやレーシングパーツのガレージセールなどが展開されていた。
新旧日産スポーツカーが集結。
オーナーさんがこの日のために磨きあげてきたスカイライン、GT-R、フェアレディZ等といった往年の名車で埋め尽くされていた。
あちこちではオーナーさん同士の交流も見られ、ちょっとしたオフ会のような場が出来上がっていた。
このGT-Rはオーナーさんの愛車で、奥側で行われているプロカメラマンの撮影待ち。
他イベントでも、メディア掲載や記念写真目的でこうした機会がよく設けられているが、記念になればと毎回応募が殺到している。
チャイルドシート奥では、日産プロパイロットの体験試乗が行われていた。
登場から数年経った運転支援システムも2.0へ進化。
既存ユーザーだけでなく以前から関心をお持ちの方にも、どれほど便利になったかを知る貴重な機会となった。
貴重な機会といえば、最新の車が堪能できる日産グローバル本社ギャラリー出張版とも言えるこちら。
日産の最新モデルからオーテック、ニスモのロードカーまで勢ぞろい。
近くにいる担当者と熱心に話し込む光景もありで、多くの人で賑わっていた。
今回は、ニスモが自社パーツの開発で使うテスト車両を特別展示。
最新のパーツだけでなく、試作品のサスペンションキットやインタークーラー、デフオイルクーラーが取り付けられていた。
室内、助手席には計測機器もそのまま残されており、近くにいた担当者からは、パーツやテストの様子についての説明もあった。
ここでの反響も恐らくフィードバックされるはずで、どのようなパーツが送り出されるか楽しみにしたい。
日産東京モータースポーツ室からは、ニスモの認定スタッフである「ニスモマイスター」による相談会も開かれていた。
前身は日産プリンス東京だが、名前を聞くとスーパー耐久(N1耐久)を思い出す人もいるはず。
それだけ古くからモータースポーツに関わってきており、多くのノウハウを積み重ねている。
果たしてどれだけの相談が持ち込まれただろう?
大行列が出来上がっていたレーシングカーパーツのガレージセールや、ニスモコレクション&限定ミニカー販売ブース。
限定ミニカーなど一部オンラインによる事前予約がなされていたが、当日存在を知った方、やはり限定品が欲しくなっただろう方がテント内に集中していた。
反面ガレージセールは宝探しをやっているかのようで、あのレースで使われたあの車両のレア部品をゲットしたいと、丹念に探し回る方も見られた。