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12月
2023

ニスモフェスティバル2023イベントレポート4

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ようやく冬到来の富士スピードウェイで、今年も日産・ニスモファンの祭典「ニスモフェスティバル」が開催された。
最新のスーパーGTやフォーミュラeをはじめ、過去の歴史を飾ったレーシングマシンが一同に介した本イベントの模様を数回に分けてお送りする。

最期はサーキットコース編。

コース上で展開された新旧レーシングマシンの競演と、フィナーレの様子をまとめてお届けする。

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こちらは午前中に行われた1時間のウォームアップセッション。
この後で走る全マシンがコースインしたが、慣らしや車体チェックはもちろん、このセッションはニスモフェスティバル来場者へのパフォーマンスも兼ねている。
選ばれた方による同乗走行や、SUPER GTでもお馴染みなサーキットサファリもここで行われた。

SUPER GTをはじめ昔のツーリングカーレースやグループA、スーパー耐久やルマン24時間などの海外のGTレース、フォーミュラeといったマシンが同じ時間、同じコースを一緒に走りあう光景はニスモフェスティバルならでは。
多くのファンが見入っていた。

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さらにここでサプライズ。
予定にはなかったが、日産・ニスモのSUPER GTテスト車両である230号車のフェアレディZが走ってくれた。
このマシンは日産系チームのテスト専用で使われるもので、各地のサーキットでその姿が目撃されている。

このマシンは2024年に向けた仕様のようで、テストではタイヤメーカーやバンパーの変更などトピックスがあがっていたが、本番車ではどのようにまとめてくるか?

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こちらはアリヤ、リーフ、サクラといった日産の主力EVとフォーミュラe、SUPER GT GT500クラスのフェアレディZ、リーフNISMO RCの2台が競演した「サスティナブル・モータースポーツ」のセッション。
普段は爆音と喧噪に包まれるサーキットだが、この時ばかりはZのサウンドが響くのみ。
ほぼ無音の車達がコースを駆け抜けていくという奇妙な時間となった。

今年、ZをはじめとするGT500車両はカーボンニュートラル燃料を採用したが、他でもスーパー耐久での水素燃料車の登場やEVレーシングカーの開発が行われており、モータースポーツでも持続可能性に向けた様々な取り組みが進められている。

そして、2024年3月にはEVのF1とも言えるフォーミュラe日本大会が東京で開催される。
一番人口が多く、国内外の行政機関が集中する東京での開催。
都庁も全面協力しているだけに、イベントの成功はモータースポーツの認知度向上に繋がるだろうと期待されている。

チケットは2024年1月17日より発売開始される。
次世代モータースポーツをこの目で見たい、市街地レースの迫力を堪能したいと思う方は、ぜひこちらで情報を取得頂きたい。

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こちらは、過去のモータースポーツシーンを飾った名車が堪能できる「ニッサン・モータースポーツ・ヘリテージ・ラン」のセッション。
今回は「ヒストリー オブ スカイライン」と題して、過去のツーリングカーレースやシルエットフォーミュラ、グループA、そしてルマン24時間レースを戦った歴代スカイラインが登場した。

年配の方だけでなく、映像や写真でしか見た事なかったマシンが生で見れたと、若者の間でも好評を博していた。
ただ、やはりリアルでレースするところを見たいという声もちらほら。
困難なのは承知のうえだが、来年以降でぜひ検討頂けると、、、

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こちらは最後の目玉企画「ニスモGP」直前で行われたグリッドウォーク。
ニスモGPを走るマシンがグリッド上に並んだ後、多くのファンがなだれ込んできた。

推しの写真を撮る方、ドライバーへ写真やサインを求める方、顔見知りなのか旧交を温めている方と様々。
どのドライバーもリラックスしている様子で、笑顔でファンサービスに励んでいた。

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日産レーシングカーの異種格闘技戦とも言える「ニスモGP」がいよいよスタート。
各カテゴリーのマシンがガチンコ対決するレースで、このイベントでしか見る事が出来ない。
あくまでエキシビジョンだが、本番以上に攻めたり遊ぶドライバーがいたりと、オフシーズンならではの光景が展開された。

優勝は、GT500同士の争いを制したNiterra MOTUL Z(3号車)。
SUPER GT最終戦で涙を飲んだだけに、来年に向けて仕切り直しとなる勝利になったようだ。

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イベントもいよいよフィナーレへ。
ストレート上ではニスモGPを戦ったマシンが並べられた。

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既報の通り、SUPER GT GT500クラスから撤退するミシュランタイヤ
フィナーレの最初は、15年に渡って日産系チームの足を支えてきたミシュランへ感謝を伝える場が用意された。

ここでは、日本ミシュランタイヤ(株)のモータースポーツダイレクターである小田島 広明氏が登壇。
感謝の言葉と、

”GT500への参戦は大きな挑戦だった”
”これまで組ませて頂いた多くのチーム、ドライバーから、たくさんのコメントや評価をもらい、様々な気付きを頂いた”

と述べられ、”ファンの応援が大きな力になった”と、あらためての感謝が伝えられた。

ちなみにGT500からは撤退するが、日本から完全撤退するわけではなく、GT300クラスへのタイヤ供給は継続するし、日産とも市販車への純正タイヤ供給で関係が続く事になる。
ミシュランファンは安心して頂きたい。

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ここでなんと、日産自動車(株)の取締役兼代表執行役社長兼CEOの内田 誠氏が登壇。

まずはファンの皆さんへの感謝の言葉から始まり、

”日産・ニスモファンの英気を肌で感じる事ができた”
”レーシングカーのコクピットに座ってみたが、物凄く厳しい環境でレースを戦っているんだなと、ドライバー、チームの皆さんは本当に凄い事をやっていると感じられた”

と述べられ、最後は来年開催のフォーミュラeと今後の日産自動車への応援をお願いするメッセージが伝えられた。

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最期は、オーテックニスモを統括する日産モータースポーツ&カスタマイズ(株)代表取締役社長兼CEOの片桐 隆夫氏が登壇。

イベントへの来場と今年の応援への感謝の言葉に加え、

”モータースポーツが我々のブランドを支えている”
”GT500では安定した成績を残せたと言えるが、1位を撮れなかったのはやはり悔しい。ファンの皆さんにはお詫びと、来年での雪辱を誓いたい。”
”来年開催のフォーミュラeでは、参戦している唯一の日本チームとしてエキサイティングなレースを見せれるよう頑張りたい。”

と述べられ、あらためてチームやドライバー、日産応援団やファンの皆さん、支えてくれる多くの方々への感謝を伝えて挨拶は締めくくられた。

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フィナーレ終了後。

グランドスタンドからは日産応援団による熱のこもった応援コールが発せられたが、それに応えるべくドライバー陣も芝生エリアまで歩み寄り、手を大きく振ってくれていた。
ファンとドライバーの絆が感じられる光景だが、今年はそれだけでなく、撤退するミシュランへの応援コールと感謝の声援も鳴り響いていた。
ミシュラン関係者はグッときたに違いない。

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【取材・文】
編者(REVOLT-IS
【取材協力】
NISMO

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