ワイヤレスで後付けメーターを制御する【東京オートサロン2024】
日本精機(株)の大人気ブランド「Defi」では、様々な新作メーターやディスプレイ、開発中のコンセプトモデルを展示。
今回はその中から、メーター出力をワイヤレス化する「Wireless Sensor CONCEPT」を紹介する。
チューニングカーなどでメーター取付経験をお持ちの方ならご存じと思うが、一番面倒なのが、エンジンルームから室内へワイヤ―ハーネス配線を通す作業。
車によって構造が違っていたりもするので、それだけで時間と工賃がかかってしまう。
そこでDefiでは、そうした作業を省けるよう、エンジンルームと室内側の接続をワイヤレスにするユニットの開発を進めている。
通信方式はBluetoothを採用。
エンジン側と室内側に備える制御ユニット同士を接続するため、OBDといった規格にも囚われない。
旧車から新車まで、車種問わず取り付け出来るとしている。
まだ開発中のため、製品化時期は未定との事。
他のモデルも簡単に紹介しておこう。
こちらは、フラグシップモデルの「Sports Display F」を小型化したコンセプトモデル「Defi Sports Display F Type Compact」。
機能はそのままに、構造を見直す事で小型化している。
以前から小型ディスプレイを求める声が多かったため、開発を進めているそうだ。
こちらは自社開発した燃料系のセンサー。
従来のガソリンだけでなく、エタノール混合ガソリンやバイオディーゼルなどといったカーボンニュートラル燃料に対応したものとなっている。
従来のままだとセンサー自体を侵してしまい、劣化を早めるリスクがあるという。
ちなみに、諸外国で使われている一部の粗悪ガソリンも、似たリスクを抱えているようだ。
【取材・文】
編者(REVOLT-IS)
【取材協力】
Defi
日本精機(株)
東京オートサロン事務局