19
9月
2023

千葉大学フォーミュラプロジェクトの2023年 ~ 学生フォーミュラ

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今年の学生フォーミュラ2023の戦いの模様を、参加チームの中からいくつかピックアップしてお送りする。
今回取り上げるのは、千葉大学 西千葉キャンパスからエントリーのCUFP(千葉大学フォーミュラプロジェクト)
2022年は総合4位、あの前澤友作氏とコラボしたPR動画でも話題を振り撒いたが、果たして今年の結果は?

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セッティング幅が広くなるよう、主にデフギアやスタビライザー、吸気に手が加えられた今期のマシン。
シェイクダウンは4月下旬に完了し、以降は試走会(テスト走行)などで順調にマイレージを消化。
熟成を進めつつ悲願の総合優勝に向けて活動していたが、大会直前に行った富士エアロパフォーマンスセンターでの風洞試験にてラジエータへ充分な気流が当たっていない事が発覚。
実は、8月上旬に行われた試走会でオーバーヒートの兆候が出たらしく、これがその要因では?と考えられた。

なんらかの対策は必要だが、大会開催まで時間が限られている。
チーム内協議のうえ、今回は電動ラジエータファンを変更して対処する事となった。

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まずは、動的審査の前週に行われた静的審査の結果を見てみよう。
※カッコは2022年の順位

  • プレゼンテーション:41位(13位)
  • デザイン:12位(10位)
  • コスト:11位(10位)

今年は厳しい結果となってしまったが、それは動的審査を優先した作業計画で進めていたため。
そのせいかプレゼンテーションで大きく順位を落としたが、デザインとコストは、参加台数が増えた今年で見れば昨年なみと言えるだろう。
そういう意味では、チームの高い地力が垣間見えた結果と言える。

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次は動的審査の結果を見てみよう。
※カッコは2022年の順位

  • アクセラレーション:7位(1位)
  • スキッドパッド:5位(3位)
  • オートクロス:3位(7位)
  • エンデュランス:5位(7位)
  • 効率(燃料または電力消費量):19位(19位)

【総合結果】
7位(4位)

昨年の結果をうけてさらなるポジションアップが期待されたが、車検で躓いてしまい中々動的審査に現れず。
ようやくアクセラレーションとスキッドパッドに臨めたものの、満足な走行が出来ずにタイムアップ。
翌日以降のオートクロスとエンデュランスでは好結果が出ていただけに、残念な結果となってしまった。

とはいえ、一本のみの走行となったアクセラレーションでは昨年の0.07秒落ちのタイムを記録しており、スキッドパッドは昨年の0.02秒落ちのタイムでまとめている。
さらにオートクロスとエンデュランスでは、それぞれ昨年より4.1秒、32秒ものタイムアップを果たしており、当初立てた目標に見合ったマシンパフォーマンスのように思えた。

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来年の飛躍を誓う千葉大学フォーミュラプロジェクトの面々

既に2024体制を始動しているが、今年の結果を踏まえて来年はどのような戦略で挑んでくるか?
少なくとも、優勝争いに加わるチームとして他チームはマークすべきだろう。

【取材・文】
編者(REVOLT-IS
【取材協力】
CUFP(千葉大学フォーミュラプロジェクト)
公益社団法人 自動車技術会
富士エアロパフォーマンスセンター

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