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ボイスチャット を車同士でも? SDV対応メータークラスターの活用事例 – CEATEC 2024

ボイスチャット と言えばオンラインゲームユーザーにはお馴染みの音声コミュニケーションツールだが、それが車同士でも出来るようになったらどうだろう?

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SDV対応メータークラスターを提案するCRI・ミドルウェアではその活用事例として、高機能ボイスチャットといったオンラインコミュニケーションを拡張、強化するミドルウェア「 CRI TeleXus (テレクサス)」を搭載。
同社が考える次世代のカーコミュニケーションを見せてくれた。

今回の展示では、新たにメータークラスター両脇に縦長のディスプレイ、ステアリングの両脇に丸型ディスプレイを配置。
縦長には燃圧計、油圧計、排気温度計、空燃比計、傾斜計、そしてナビルートが表示され、丸型にはビデオ通話のような表示がされていた。

その丸型ディスプレイを通してボイスチャットを行う事を想定しており、相手は車外の別の車とだけでなく、PCやスマホとの通話も考えているという。
それだけ聞くと携帯電話でいいのでは?と思われるかもしれないが、走行中のドライバーや車とリアルタイムに連携できるという点ではこちらに分がある。

車の状況や現在地、周囲の状況や移動中の様子を相手に共有しやすくなるため、通話先との会話も弾むはず。
渋滞中の退屈しのぎにもなるだろう。
緊急時では一時的に面識のない人との会話を行ったり、ビジネスシーンなら、ドライブ中にリモートで会議に参加するケースも考えられる。

他にも応用として、走行中に車やドライバーに異常事態が発生した際、例えば身内や仲間、警察または消防、救急へ位置情報付きで自動的に連絡するアプリを作ってみるのもいいかもしれない。

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立体音響の開発なども進んでいる

音質についても問題はないだろう。
同社は独自のサウンドミドルウェアである「CRI ADX」とモビリティ向けに最適化した「CRI ADX Automotive」を持っており、特に没入感を高めるサウンド作りに定評がある。
例えノイズだらけの車内でも、聞き取りやすい音質にする事も出来るようだ。

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今回のブースは「魔法」になぞらえての展示品や事例紹介が行われていた。

【取材・文】
編者(REVOLT-IS
【取材協力】
(株)CRI・ミドルウェア
CEATEC
一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)