冷間鍛造 技術で高品質高精度な自動車部品を製造 – 長倉製作所
冷間鍛造 技術を中心とした部品製造で国内外の物作りを支える(株)長倉製作所。
今回の人とくるまのテクノロジー展2024では、モーターに使われる外径フランジ付き中空シャフトなどを展示。
どれも老舗の技術を生かした高品質高精度な製品ばかりで、来場者の目を止めていた。
長倉製作所は、本社を置く静岡県沼津市とグループ会社があるアメリカ、メキシコ、ベトナムに生産拠点を構え、全拠点合計で月産5,000,000pcs(個)の生産量を誇る。
公式サイトを見ると、これまでに HV / PHEV 用モーターパーツに AT キャリア、8ステップATパーツ、オイルポンプシャフト、インプットシャフト、ハブタービン、ハブ、シャフト、ピストン、サンギアシャフトといった製品事例が紹介されており、主要取引先にはジヤトコ、ユニプレス、アイシン、エフ・シー・シー、日立 Astemo 、 NSK ワーナー、 JTEKT NORTH AMERICA 、 ZF Friedrichshafen 、Stellantis 、 General Motors US 、 General Motors SLP 、 Ford Motor 、 Ford Motor IPT 、HONDA TRANSMISSION Mfg . of America 、Toshiba International 、VinFast が名を連ねている。
これを見るだけでも信頼と実績を兼ね備えている事が伺えるが、そうした現状に甘えず、品質管理や保証はもちろんの事、自社技術やインフラをアップデートさせながら、多様な要求に応える柔軟な生産体制の確立へも取り組んでいる。
今や車だけ作ればいいという時代ではなく、モビリティという枠での開発に多くのメーカーがシフト。
部品メーカーに対してこれまでにない要求も出されているはずで、恐らく長倉製作所の取り組みは、そうした背景も踏まえての事のように思う。
今後、どのような技術でどのような製品が送り出されるか?
もしかしたら、意外な製品展開も見られるかもしれない。
【取材・文】
編者(REVOLT-IS)
【取材協力】
(株)長倉製作所
公益社団法人自動車技術会