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スーパーGT Z[GT500]の2023仕様と2024仕様の比較考察【ニスモフェスティバル】

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ニスモフェスティバル2023で一般公開された スーパーGT フェアレディZ(GT500)のテストカー。
2024年仕様と噂される本車両だが、2023年を戦った本番車とどこが違うか気になる所。
そこで今回は、サーキットに登場した スーパーGT Z 各部の写真を比較しながらその違いを探ってみる事にした。

※チーム側のガードが固く、エンジンやコクピットが撮影NGと情報量が少ないため、当メディアの推測、考察でまとめている事をご了承下さい。

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まずはフロントから。
既報の通り7月下旬の岡山国際サーキットでのテストから、市販車のフェアレディZ NISMOの形状となっている。

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参考までに市販モデルも掲載

空力に拘ったというNISMOモデルなだけに、そのバンパー形状を生かしたテスト車両も、空力性能は向上していると見ていいだろう。

グリル形状の変化に加えて横長になったダクト開口部だが、上部のアールが付く箇所がちょっと気になる。
さらに両サイド(シルバーメッシュの部分)は上側、下型でわざわざ分けていたり、ウィンドウ側ボンネット中央にはNACAダクトようなものも確認できる。

これらの変更によりバンパーやボディ上面、下部のダクトへ流れこむエアの流速や流量、密度、圧力といった要素は大きく変わったはず。
そうなるとカウル下のエンジンベイでは、補器類の更新またはレイアウトの見直しもありうるだろう。
外観の差異は、その見直しによる影響なのかもしれない。
重量バランスにも変化がありそうだ。

残念ながら本番車、テスト車ともどもエンジンベイは撮影NGが出てしまった。
いったいどんなトップシークレットを内包しているのか?。

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この角度からも、バンパーの違いやボンネット上のNACAダクトがよくわかる。

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参考までに市販モデルも掲載

バンパーダクトは形状の違いはあれど、トータルの開口面積ではそれほど差はないのかもしれない。

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サイドからは、バンパー以外の差異は確認できない。
これはアンダーフロアが変わっていない事の表れだろう。

強いていえばタイヤだが、ミシュランタイヤのGT500撤退に伴い、来期ニスモワークスがどのタイヤを履くか注目を集めている。

これまでチームインパルの履くブリジストン、KONDOレーシングの履くYOKOHAMAでのテストが確認されているが、ニスモフェスティバルではメーカーロゴのないタイヤが装着されていた。
ファンの間ではプリントされた黄色のセットナンバーから予測している方もいるようだが、果たしてどのタイヤメーカーを採用してくるか?

タイヤメーカーの変更は車体やサスペンションをやり直す程の一大事なため、開幕までのスケジュールを考えると既に決定していないといけないが、、、

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こちらは主にブレーキの比較で並べてみた。
どちらもAPレーシング製のカーボンブレーキだが、こちらは特に違いはないようだ。

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今度は斜め後ろから。
こちらもバンパーはNISMO仕様な形状。
両サイドのシューボックスを見ると、距離が近くなっているようにも見える。

さらに下回りを覗けないかと試みたが、ここまでが限界だった。

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最後に比較ではないが、本番車のドアオープンを撮影できたので紹介する。

剛性の高そうなフレームと、奥には頑強そうなGT500共通モノコックが見える。
反面ドアは薄く軽そうな印象を受ける。
このあたり、市販車と比べてみると面白いかもしれない。

【取材・文】
編者(REVOLT-IS
【取材協力】
NISMO