ブレーキ のブレンボが渋谷でイベントを開催
ブレーキ システムの老舗メーカーであり、多くのカーマニアに愛されてきたイタリアのブレンボが、東京の渋谷ストリーム前、稲荷橋広場で期間限定のポップアップイベント「 Brembo Activation Tokyo 」を開催した。
会場には、モータースポーツ向けブレーキと新世代ブレーキシステム「 SENSIFY 」コンセプトの展示をはじめ、スマホコンテンツやオリジナルグッズ販売、カフェスペース等が設けられ、多くの来場者を惹きつけていた。
イベントスペースや施されたデザイン、展示内容も渋谷のイメージにマッチした感じで、来場者も車好き、バイク好きだけでなく、渋谷ストリーム目的な方の立ち寄りも多いように感じられた。
我々からすると知ってて当たり前のブランドだが、もしかすると、何かのファッションブランドと思った人もいたかもしれない。
実は会期中、お台場ではフォーミュラEが行われており、翌週にはF1日本GPが開催される。
それなら車好き、モータースポーツ好きが多く集まる所で出展すべきでは?なぜ渋谷なのか?と思ったが、今回のイベント趣旨を聞いて納得。
デジタルネイティブな若い世代をターゲットに、従来のブレンボファンだけでなく、車を知らない方、ブレンボを知らない方へもアピールしていきたいと、若者の街である渋谷が選ばれたという。
先にも書いた通り、従来だと車好き、モータースポーツ好きの集まる場所でイベントをやるのが定番だが、それだと最初からそういう嗜好の方にしか訴求が出来ず、車やバイクは持つが移動手段としか感じていない、興味はあれど所有していない層へのアピールがし難くなる。
新たなファン獲得にはどこも頭を悩ませているが、今回のような、あえて車嗜好、バイク嗜好から外れた場所で行うPRイベントは、今後の試金石として注目すべきと思う。
ブレンボコーヒーを飲みながら少しの間会場を眺めていたが、普段見ている車イベントとは違った雰囲気で、とても興味深かった。
ブレンボ担当者もお話を聞いたり積極的にアンケートを取っていたが、普段接する事の少ない客層なだけに、今後に向けて有意義なデータが収集出来たのではないだろうか?
【取材・文】
編者(REVOLT-IS)
【取材協力】
(株)ブレンボジャパン