車両フィーリングを予測する技術 で自動車開発に貢献 – オートモーティブワールド2025
車両フィーリングを予測する技術 を倉敷化工(株)が開発中。
これは単品バネの特性から導きだそうというもので、そうしたデータを元に編み出したシステム案をサプライヤー側が提案する事で、より効率的な自動車開発を促していくようだ。
技術の柱は「単品評価技術(ブッシュ)」、「サスペンションシステム評価技術」、「実車評価技術」の3つ。
ポイントとなるのは様々なブッシュ単品とサスペンションシステムの挙動の解明で、その実現に向けて現在、実車を走らせながらのデータ収集とデータベース化が行われている。
倉敷化工(株)は主に振動や騒音の制御技術を得意としており、これまでにそうした製品を市場に送り出している。
ただ今回の予測技術開発への取り組みを見ると、より自動車開発にコミットしようとする姿勢が感じられた。
恐らくその背景には開発期間の短縮、コスト削減、SDGsといった事がありそうだ。
【取材・文】
編者(REVOLT-IS)
【取材協力】
倉敷化工(株)
第17回オートモーティブワールド