HKSプレミアムデイ2017。前回の記事から1か月空いてしまったが、今回は後編をお送りする。
コース外では、果敢にタイムアタックも行われている。こちらは前編でもお伝えした脅威の1分38秒888を叩き出したガレージGフォースの三菱ランサー・エボリューション(CT9A)。レーシングドライバー「谷口信輝」選手のドライブで堂々のコースレコードを樹立。
響貴茜ちゃんも思わず覗き込むほど特徴的なダクトを備えた佐藤商会(RSパンテーラ)のS660。左右で使い分けているのだとか。見た目のインパクト以上に、走りへの効果はいかがなものか?、強く興味を引かれてしまった。
一般的にはスポーツカーの部類に入らないマツダ・デミオだが、スーパー耐久レースや全日本ラリー選手権などで大活躍をしている。軽量コンパクトなボディに今では珍しいマニュアルミッション搭載車両。手軽に運転の楽しさを味わうには持ってこいの一台だ。
マテリアルオートファクトリーのパドック前で見かけた トヨタ・スープラ。チンスポイラー一体型の巨大なカナードに目を奪われる。無数の傷跡から、かなりの走り込みをした事がうかがえた。
こちらもマテリアルオートファクトリーのパドック。素人最速戦常連の白まるさんが駆るトヨタ・スープラ。ちょうど雑誌メディアの取材中。不調な部分もあったそうだが、タイムアタックではしっかりまとめてきた。
こちらはT-getのスバル・WRX STI (VAB)。ツインチャージャーなどの新機軸を打ち出してきており、その性能も関心が高まる一方。エアロもS-Craftの製品で個性的に仕上げている。響貴茜ちゃんも指さすカーボンドアミラーなど、愛車カスタマイズの参考になるものが色々施されていた。
HKSのD1GP仕様トヨタ86が新たに生まれ変わった。D1GPチャンピオンの斎藤太吾選手率いる「Fat Five Racing」で制作されたこのマシン。大胆な車体とフレーム加工でもはや市販車の面影は外装のみ。かなり軽量化されているように見える。細部の写真は、別の機会に紹介する。
2JZエンジンへ換装のC&Yスポーツのトヨタ・アルテッツァ。なにやら懸命なトラブルシューティングが行われていた。ギリギリまで攻めたデモカーだと、些細な事でも大きなトラブルにつながりやすい。復帰が待たれていたが…
ガレージマックの日産・フェアレディZ(350Z)。こちらがリリースするサーキット走行に即したエアロキットは、ストリートでも高い人気を得ている。このZも会場で注目を集めていた。昨今のトレンドからか、こちらも巨大なカナードを付加させていた。
コース外ではタイムアタックが再開。どこのショップも自己目標の達成に向け、果敢なアタックが繰り広げられていた。
車の差に違いはあれど、ストリートカーにサーキット用セッティングを施しただけの車が、レーシングカーに匹敵するタイムを続々と叩き出してくる様は、技術の進歩を感じずにはいられない。これが、金さえ出せば一般ドライバーでも体感できるレベルなのだ。車体ともども、ドライバーのチューニングもぜひ意識しておきたい。
1年ぶりに復活のHKSプレミアムデイも無事に終了。HKS、そして各ショップとも意欲的な雰囲気が漂うイベントで、とても活気にあふれていた。
技術の進歩も目を見張るものがあり、デモカー、そしてタイムアタック勢も今後さらに速さや完成度を磨きあげてくるだろう。その技術の一端でも手に入れたい方は、ぜひショップの門を叩いてみてほしい。
最後に、見事トップタイムを叩き出したガレージGフォースの三菱ランサーエボリューション(CT9A)の走りをご覧頂こう。
今回も写真モデルとして当記事のあちこちを飾ってくれた「響貴茜」ちゃん。自身も「三菱・ランサーエボリューション5」のオーナーであり、無類のスポーツカー好きなモデルさんだ。2016年よりいくつかの自動車レースやイベント、「東京オートサロン」でキャンペーン・ガールを務めながら、モデルとしてのキャリアを積み重ねてきている。
今回のイベントでも、様々なチューニングカーのオンパレードに興奮気味の様子で、撮影の合間、休憩するのも忘れて愛用のiPhoneで多くのチューニングカーを撮影していた(笑)
気になる方は、ぜひ彼女のTwitterをフォローしてみてほしい。
【取材 – 撮影 – 文】
編者
【写真モデル】
響貴茜(ひびき あかね)
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