東京オートサロン2022へ出展する株式会社豊田自動織機では、トヨタRAV4をベースに、山岳救助をテーマに過酷な現場へ安全に突入し、適格な救助活動を行える車を目指して開発された「RAV4“5D ADVENTURE 2022”」を展示する。
このモデルは、これまでに開発された「RAV4“5D ADVENTURE”」をさらに進化させた車で、主に内外装のアイテムが強化する事で、より実用に即した仕様としている。
まるでアメリカのアクション映画に登場するような恰好良いスタイリングもさる事ながら、近年増加する自然災害に対してどれ程の可能性を秘めているか見ていきたいところ。
【主な装備や注目点】
- 山岳地帯の悪天候時の走行に耐える外装と足回り
- LiDAR※2、カメラ、照明などの救助活動で必要な各種機能を装備した脱着可能なキューブユニット(クルマやドローンに装着して使用)
- 視界が確保できない悪天候時でも安全に最深部までの運転を補助するAR機能
- メーター、カーナビ、スマートフォンさらにはドローンの各デバイスがクルマや隊員同士と連携し、情報共有が可能となるインターフェイス
- 機動性を重視し、取り出し易く収納力を強化したアウトサイドストレージを新たに追加
- 救助装備を素早く取り出すことが可能な拡張型積載アイテム(マキシマムベース)
- 救助者を乗せたストレッチャーも積載可能にしたシートアレンジ
※5D … 多方向からクルマにアクセスできるラダーやステップ、ルーフプラットフォームなど、車外の空間も最大限利用する3D ACCESSと、4.による救助で重要となる隊員同士の情報共有【意思疎通】と、現場と拠点(車両)で同じ災害状況を認識できる【空間リンク】の2Dimensionを表す
※LiDAR … Light detection and rangingの略で、レーザー光を照射し、その反射光を測定することで対象物までの距離を測定する技術、装置
【文】
編者(REVOLT-IS)
【画像・協力】
東京オートサロン事務局