スポーツ用品メーカー「PUMA(プーマ)」。車業界では、「F1」などのモータースポーツへスーツやシューズなどのレーシング・ギアを供給している事で知られている。一般向けでも、お洒落で機能性の高いドライビング・シューズなどを企画・販売しており、愛用者を増やしている。
そんなメーカーが「東京オートサロン」へブース出展。きっとモータースポーツ関連用品か新作ドライビング・シューズでも展示するのかと思っていたが、展示内容を見てあるワードに釘付けした。
”安全靴”。。。えっ?
あのPUMAが安全靴?、PUMA SAFETY??、それが車とどう結びつくのか?
PUMA SAFETY。
それは、ドイツに本拠を置く「PUMA」が展開する「セーフティシューズ」ブランドだ。
そのブランドの日本での展開に先立ち、作業用品の総合メーカーとして名高い「ユニワールド」が日本総代理店契約を締結。
「PUMA SAFETY JAPAN」として2年程前より日本国内で販売を開始したとの事。
販売に先立ち、「セーフティシューズ」では一般層にぴんと来ないのではと、あえて「安全靴」という表記を全面に押し出しているのだそうだ。確かに「安全靴」と言ったほうが、我々は元より、年配の方にもイメージしやすいだろう。
カラフルでお洒落なデザインの「安全靴」達。馴染みのある「PUMA」のロゴ。一見するとお洒落なスポーツシューズのように思えるその外観と表記のギャップからか、東京オートサロンに訪れた多くの若者の目にとまっていた。
試し履きをしたり担当者と意見交換、SNSを見て訪れた方など、ブースはなかなかの盛り上がりだった。編者も含め、今回のイベントで認知した方が多かった事だろう。
さて、編者の勉強不足を恥じ入るようで大変恐縮なのだが、「安全靴」の分野もスポーツ用品メーカー各社がしのぎを削っている様子。ネット検索で「安全靴」と入力してみると、「asics」、「adidas」、「MIZUNO」といったお馴染みのメーカーがたくさん目につく。どこも機能性はもちろんの事、お洒落や見た目にも拘った「安全靴」が展開されている。
その流れを見てなのか、老舗作業用品メーカーである「XEBEC」も、お洒落な要素も取り入れた商品ラインナップを展開中のようだ。
激しい争いが繰り広げられている「安全靴」の分野。海外ブランドである「PUMA SAFETY」はどう立ち向かうか?
当初、機能性の面、特に日本人に合った物作りに関しては、国内の作業用品メーカーに分があったようで、ネットのレビューを見てみると、数年前の初期モデルは日本人へのウケはあまりよくなかったようだ。
だが、そこは日本の総代理店である作業用品メーカー「ユニワールド」だ。長年の実績、ノウハウを元に日本人にあった「安全靴」をと年々「PUMA」本社と研究、協議を重ね、ついに「PUMA SAFETY」の日本人向けオリジナルモデルが完成。今年2017年に発売できるまでに至った。
「東京オートサロン」会場で試し履きをされた方からも好評の声をたくさん頂いたとか。実際に販売されてからの反響が楽しみなところである。
もちろん車業界、特にディーラーやガソリンスタンド、カー用品量販店、自動車整備に従事する方、趣味でDIYを行っている方に注目してもらいたい。
例えば、ファッションに敏感な方ほど、気にいった洋服を着たり高い物を身に着けると”身が引き締まる”、”どこかへ行きたくなる”と言うが、「安全靴」も同じ効果を得られるはず。仕事や作業への意欲も沸いてくるに違いない。
特にお客様と相対する場面の多い方は、見た目も良いと好印象を得られるだろう。大手チェーンや量販店で導入を検討されてみるのも面白いかもしれない。
またプライベートでDIYをされてる方では、整備作業をしつつ、そのまま愛車を走らせたり、ドライブデートに行くのにも十分に対応できる。ツナギもお洒落なら、そのままオフラインミーティングへ行ってしまうのもいいだろう。
そして「PUMA」はモータースポーツでも活躍しているメーカーだ。車好きのお客様とそのような話を咲かせるのも良いだろう。よりコミュニケーションが弾むに違いない。
今後の展開に注目な「PUMA SAFETY」。気になった方は、まずは各種SNSへ”フォロー”、”いいね”をしてみて欲しい。コメントを付けると、とても気さくな担当者が返信を返してくれるはずだ。
そうして忌憚のない意見交換でもしながら、「PUMA SAFETY」ブランドを知ってもらえればと思う。
【取材–文―写真】
編者(REVOLT-IS)
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PUMA SAFETY JAPAN ( 株式会社ユニワールド )
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