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憧れのボディキットを自分のものへ

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先日開催されたカスタムカーイベント”フェンダリストジャパン”のエントリー車から、REVOLT-IS目線で気になった車をピックアップ。
前回に続き、今回もスバル車。
GVB型のWRX STIを取り上げてみたい。

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まるで、メーカーデモカーのような美しいスタイルでアピールしてくるこちらのWRX。
それもそのはずでこの車、人気エアロパーツメーカー”VARIS”のワイドボディキットが装着されている。

オーナーは”もってぃ”さん。
以前からVARISの送り出すエアロパーツやボディキットに憧れを抱いていたそうで、いつか絶対装着してやると強く誓ったとか。

憧れていたVARISのボディキット。
思い描いていたスタイルを手に入れたオーナーさんの喜びは、かなりのものだっただろう。
当日取材でお話を伺っていて、その想いが強く感じ取れた。

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だが、どれだけ素晴らしいボディキットも、取り付けや補正、チリ合わせといった技術が未熟では台無しだ。
そこでオーナーのもってぃさんは、地元である三重県のパーツショップTAKAへ作業を依頼した。
工期は2カ月ほど。
完成したのが今から1年前くらいで、まさに出来立てほやほやと言える。

そして、カスタムカーが大好きという”もってぃ”さんらしいと思った点。
VARISスタイルのフルコピーにするのではなく、憧れの中にいかに自分らしさを取り入れていくか考えてみたという。
そこでまずはステッカーワーク、フロントカナード、ウイング、車高、ツライチ、ホイールチョイスといった箇所を中心に攻めてみる事に。
その細部を見てみよう。

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綺麗にセッティングされた小降りなカナード。
このようなカスタムだと、チョイスしたカナードが大きすぎたりしてバランスを崩す事になりかねないが、こちらはしっかり考えられたカナード選択をしているようだ。
WRXのボディラインとも調和が取れており、良いアクセントになっている。
欲を言えば、サイドダクト上ではなく上下に配置するように出来なかったかなと。
すっぱりダクトを埋めるか、別の箇所に新造するのもありかと思うが。

ワイドフェンダーとアルミホイールとのツライチ具合にも注目。
絶妙な位置で綺麗に揃えられている。
これで普通に走行できるのだから、走行中の見栄えも格段に上がるだろう。

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ステッカーワークも、各ロゴの配置、フォントの大きさ、黒で統一してあるところなど、ホワイトボディや各エアロキットのカラーとのバランスが取れるよう、考えられている。
このあたりは、オーナーさんの拘りと、その意図を上手く汲み取ったパーツショップTAKAとの連携プレーの賜物だろう。
ここはぜひ参考にすべきだ。

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VARIS公式サイトのカタログ写真と見比べて欲しい。

まずアルミホイール。
全景写真で見ると、格段にボリューム感が増している事がわかるだろう。
そしてカラーもワインレッド系とする事で、強烈にアピールしてくる。
ボディーカラーが無彩色や地味目だった場合、赤系のような攻撃的な色を下に配置する事は視覚的な安定感を生み出し、見た目のバランスが格段に良くなる。
これが黒系ホイールだと全体的に地味に見えてくるし、さらにルーフやボンネット、ウイングといった箇所をワインレッドにしてしまうと、車上部ばかりが目立ってきて視覚的にも不安定になりかねない。
カッコ良さに拘るなら、色の配置、バランスも十分に考え抜くべきだ。

ワイドフェンダーには、剥き出しのリベットがいくつか見られる。
最近のトレンドを上手く取り入れており、なにより、リベットのカラーをシルバーにしている点がGOOD。
白だと埋まってしまうし、カラーリベットだと奇抜さが強調され、前述のアルミホイールとのカラーバランスが悪くなってしまうだろう。

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最近装着したというこのリアウイング。
GTウイングと言えば、その多くがカーボン柄、黒系でまとめられているが、こちらは翼や翼端板、マウント部を白で塗られている。
黒系だと、場所や明るさよってはそんなに目立たくなり、ウイングレスのようにも見えてしまう。
こうする事で、どのような場所でもウイングがある事を強調する事ができるだろう。
もちろん形状やサイズも、全体のボディラインにマッチするよう考えられており、そういった配慮が、後付け感を感じさせない一体感を生み出している。


憧れのメーカーデモカーと同じにする楽しみもありだが、やはりカスタムカー好きである以上、何かしら個性は出したいもの。
とは言え、完成されたメーカースタイルからさらに弄るのはなかなか難しい。
そういう意味では、こちらのWRXオーナー”もってぃ”さんのようなアプローチは、参考にすべき点が多いと思う。

ただ、ここまで完成されたスタイルも”もってぃ”さんは満足していないようで、翌年以降でさらなるカスタマイズを考えているそうだ。
ここからどのように進化させていくのか?
今後の展開を興味深く見つめてみたい。

【取材 – 文 – 写真】
編者(REVOLT-IS)

【取材協力 – 問い合わせ先】
もってぃ

編者
REVOLT-IS立ち上げの発起人。サーキット走行会や草レースなど経験が豊富で、スポーツ系チューニングやセッティングに強い関心がある。 サーキットやストリート、ドリフトなどの走りのイベントへ積極的に顔を出しながら、カメラを構えつつ様々な考察をする毎日。
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