屋内外合わせて400台近くはいたんじゃないだろうか?
第1回開催に関わらず、これほどまでのエントリー台数で迎えたカスタムカーイベント”フェンダリストジャパン”。
その名の通り、自動車フェンダーへの拘りを基点として作りあげられたカスタムカー達の祭典が、このたび満を持して開催される事となった。
今回はその模様を振り返ってみたい。
会場はアイメッセ山梨。
3連休が重なったこともあってか、北は北海道、南は四国あたりからのエントリーもあったそうだ。
入場待ちのため、周辺道路に規則正しく整列されたカスタムカー達。
普段見ない光景だっただけに、たまたま通りがかった一般の方々も思わず凝視するほど。
最初はこんな感じだった屋内会場だったが。
あっと言う間にギッシリ。
屋外もこんな感じで溢れそうなほど。
ショップ、メーカーブースも合わせてギリギリだったんじゃないだろうか?
もはや、老舗カスタムカーイベントと肩を並べる規模と言っていい。
天気もよく季節外れなポカポカ陽気だった事もあってか、屋外ステージも予想以上の盛り上がりだった。
溢れるほどのカスタムカー達で埋め尽くされた会場内。
この日のために愛車を仕上げてきた”フェンダリスト”達の競演には、
”来てよかった!!”
”カッコいい車が見れた!!”
”あの車の写真が撮れた!!”
”あの有名人とお話ができた!!”
”俺もマネしたい!!”
と、あちこちで感嘆の声が出るほど。
また、カスタムジャンルを問わずエントリーを募った事もあってか、普段接する事のない車を見かけた参加者も多かった事だろう。
きっと新たな刺激を得られたに違いない。
4輪だけでなく2輪も負けていない。
ズーマー、グロム、メトロポリタン、ハヤブサといった個性的な2輪車達も存在感を示してくる。
またバイクを弄りたくなった方もいるのではないだろうか?
さらに”フェンダリストジャパン”キャンギャル”笹喜納リナ”さん、カーショップ”X-point import Japan”の公式モデル”YAYO”さんが会場を盛り上げる。
車系イベントに慣れているせいか、多くの車好きと交流しながら撮影モデルを務めあげてくれた。
車系YoutuberのTLSさんを始め、会場内には多くの写真、動画系メディアも参加していたので、こういった写真など、いずれ各種SNSやWEBサイトで掲載されるはずだ。
それらメディアさんの作品も、ぜひチェックしてみて欲しい。
いよいよアワードの発表。
本来なら各部門別のアワードがあり、そのうえで総合アワードを決めるケースが一般的なのだが、”フェンダリストジャパン”では、オーバーフェンダー部門の一番、ブリスターフェンダー部門の一番といった感じに、総合アワードは設けず、それぞれのスタイルによるアワードを決めていた。
このやり方はとても良い。
それぞれのスタイルにはそれぞれの美点、良さがあり、そもそも優劣なんて決めようがない。
どのスタイルが一番かそうでないかではなく、そのスタイルにあった評価をしようというわけだ。
他のコンテストでも、ぜひ参考にしてみてほしい。
そんな、自分が主張するフェンダースタイルでアワードを勝ち取った方々を列挙してみた。
記念すべき第1回目イベントで勝ち得ただけに、とても思い出深いものになった事だろう。
会場内からは暖かい拍手が送られ、仲間達からは大きな歓声が沸き起こっていた。
カスタムカーイベント最後の目玉と言える搬出。
それは”フェンダリストジャパン”も例外ではない。
沿道では多くのギャラリーやカメラマンが待ち構え、イベントを終えて家路に付くカスタムカー達を見送っていた。
SNSでは、搬出時の写真が今でも多くアップされているので、ハッシュタグなどでぜひ探してみてほしい。
何度も書いたとおり、とても第1回開催と思えないくらい参加台数や出展ブース規模に恵まれた”フェンダリストジャパン”。
これも、主催側母体であるストリートカーメディア”ストリートシック”、毎年GW時期に三河で開催される”ドリドレ走”運営事務局、それぞれ双方がこれまで培ってきた信頼、実績、経験の賜物と言えるだろう。
多くの車好きに、好意的でとても強い印象を与えたのではないかと思う。
早くも、来年に向けて車を作ろうという話もあるほどで、翌年はさらなる盛り上がりも期待できる。
ただ、残念ながら一部でマナー違反を起こした車がいたらしく、周辺道路での暴走行為やドリフト行為が報告されている。
このご時世だ。
せっかく車が楽しめる新たなイベントが生まれたというのに、当人が些細な悪ふざけと思っている事でも、世間は過敏に反応する。
翌年以降の開催が危ぶまれる可能性だって出てくるだろう。
搬入、搬出時に警察の介在を許すことにもなりかねない。
これでは、自分達で自分達の首を絞めるだけだ。
今や、自動車イベントは主催者だけでやるものではなく、参加者も主催者の意をくんで積極的に協力していく必要がある。
主催者が定めたちょっとした要望に従うだけで、そんなに難しい事ではない。
自分達の車の楽しみ方を今後も続けていけるか否か。
それは、あなた自身の行いにかかっている。
【取材 – 文 – 写真】
編者(REVOLT-IS)
【取材協力 – 問い合わせ先】
フェンダリストジャパン
ストリートシック
ドリドレ走