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【デモカープロジェクト】カスタム可能な国産鍛造ホイール

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3年計画でお送りしている、トヨタ・セリカGT-Four(ST-205)のREVOLT-IS”デモカープロジェクト”。
※ご存知ない方は、まずはここをご覧ください。

車のカスタムで誰もが真っ先に行いたいのは、アルミホイールへの交換だろう。
自分の愛車へ、お気に入りデザインのアルミホイールを装着する。
それだけで愛着も沸いてくるというものだ。

デモカープロジェクトでも、やはりアルミホイールは拘りたいところ。

今回、こんな条件を決めてみた。
・鍛造である事。
・要望するデザイン、カラーパターンに対応してもらえる。
・車高は現状か、落とせても2センチダウン。
・なるべくスペーサーなしでツライチ気味にしたい。
・直系は現状の16か17で抑えたい。

セリカGT-Fourの納車前、多くのメーカーの製品を見聞してみたが、なかなか理想とするホイールが見つからない。
そこで、より範囲を広げて各メーカーに問い合わせたところ、一つだけ良い返事をもらう事ができた。

FrontLine (フロントライン)
ホイールの修理、塗装、カスタマイズ、金属研磨・塗装をメイン事業とする株式会社E・M・Cが母体の事業部で、オリジナルデザインのアルミホイールの企画・開発・製造を行っている。
静岡県菊川市に拠点を置いており、そこで全てのアルミホイールを国内生産している。

フロントラインと聞くと、カスタムカー乗りには聞き覚えがあるに違いない。
全国各地で開催される様々なカスタムカーコンテスト。
そこにエントリーする車両オーナーの中に、装着するアルミホイールとしてフロントラインの製品を選ぶ方が多くいる。

また最近では、サーキット走行車両に装着するホイールとしても選ばれる方が出てきており、プロのレーシングドライバーも注目する程だという。

見た目も走りも拘れる。
デモカープロジェクトには、まさにうってつけといえた。

さっそくアルミホイールについて打ち合わせをするため、フロントライン事業部へ赴くことにした。

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東名高速道路の相良牧之原インターから車で15分。
多くの茶畑が広がる山中を走りぬけた先に、フロントライン事業部とアルミホイール製造工場がある。
今回の打ち合わせ場所だ。

ところでフロントライン側としては、一個人に対してアルミホイール購入に際しての直接の打ち合わせや販売は行っていない。
通常は、量販店や提携カーショップなどを通して、オーナーさんとの打合せや販売に対応しているそうだ。
今回は取材も兼ねた企画という事で、特別に直接対応して頂けることとなったのをお断りしておく。

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さっそく、様々なホイールデザインとカラーサンプルを見ながら打合せを開始。
スポークやディッシュ形状、旧車に合いそうなデザインまで様々なラインナップがある。
カラーサンプルも豊富で、アルマイトやマッド系まで幅広く対応してもらえる。

フロントラインの送り出すホイールは、独自の3ピース構造を採用している。
様々なパターンのリムとディスクを、希望するサイズ、デザインに合わせて組み合わせ、形にしていくそうだ。
そして周囲に装着するピアスボルト、ディスク、リムのカラーも個別に変える事が出来る。
ここまでやれるなら、世界に一つだけのアルミホイールを作るには十分だろう。

ただそれだけに、依頼するオーナー自身のセンスが強く問われる事になる。
なにより愛車の普段の状態、理想像をしっかり固めておかないと、まず納得いくホイールは出来ない。

今回も、普段の車高についてや、ツライチの許容範囲、リムの深さ、色のバランスや見え方に至るまで、ホイールサンプルを見ながら、多くの要素を話し合った。
幸い事前にイメージを固めていった事もあり、打ち合わせはスムーズに運んだ。
また、コスト面も含めいくつか良い提案をもらえた。
かなり満足度の高いものになりそうだ。

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その後は、工場区画隣で車両計測を行って頂いた。
キャリパーの大きさや形状、ローター径、ダンパーやフェンダーとの位置関係など、ホイールと干渉しやすい箇所を細かく計測する事で、最適なリム、ディスクとの組み合わせを導き出す事ができる。
やはり理想を追求するには、こういった車に合わせたサイズ計測が必要不可欠だろう。
特に劣化や、弄ってある中古車なら猶更だ。

今回は特別に直接計測して頂いたが、一般の方は近所のタイヤ・ホイール専門ショップでお願いしてほしい。
一度、ご近所のショップへ問い合わせされる事をお勧めする。

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最後に、最終デザインとホイール直系を確定させるため、いくつかのホイールサンプルを置いてもらいながら検討してみた。
セリカGT-Fourの走行性能の関係上、車高はそんなに落とせない。
そのため見た目も、それを見越して考える事にした。

セリカGT-Fourと言えばラリーをイメージされる。
そうなるとディッシュ系がいいが、そのままだと小さく見える。
スポーク系のほうが大きく見えるし、走行性能を考えるなら、こちらのほうがブレーキもよく冷える。
なにより軽い。
ホイール直系も含め非常に悩ましいところではあったが、なんとか決断する事ができた。

どんなアルミホイールにしたかは、また完成してから公開したいと思う。

さて、今回ご協力いただいたフロントライン
せっかくなのでセリカGT-Fourのアルミホイール打ち合わせと並行して、工場見学もさせてもらった。
そこでは、独自の3ピースホイールがどのように製造され、市場に送り出されるかを垣間見る事ができた。
デザイン以上に品質には特に拘っており、アルミ素材の選定、製法、そして品質検査に至るまで、素人目で見てもかなり厳しく行っていた。

日本品質と謳う以上こうでなくては。
また別記事で、製造ラインの様子を紹介していきたいと思う。

【取材 –文 – 写真】
編者(REVOLT-IS)

【取材協力 – 問い合わせ先】
FrontLine(フロントライン)

編者
REVOLT-IS立ち上げの発起人。サーキット走行会や草レースなど経験が豊富で、スポーツ系チューニングやセッティングに強い関心がある。 サーキットやストリート、ドリフトなどの走りのイベントへ積極的に顔を出しながら、カメラを構えつつ様々な考察をする毎日。
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