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セリカGT-FOURに乗り換え、そして新プロジェクトスタートへ

2018_セリカ_GT-FOUR_GT4_WRC_編集後記

突然ですが、これまで愛車として活躍してくれていた三菱・FTOから、このトヨタ・セリカGT-FOUR(ST-205)へ乗り換えました。
今後の取材の足としてだけでなく、私自身のマイカーライフのさらなる楽しみに活躍してもらおうかと思っています。

このセリカGT-FOUR、往年のWRC(世界ラリー選手権)ラリーファンならば、悲運のラリーマシンとして思い起こされるはず。

主な活躍時期は1994年から1997年くらい。
当時のトヨタ・ラリーチームの中枢的存在だったTTE(トヨタ・チーム・ヨーロッパ)で開発されました。

この時代のWRCラリーカーは、FIA(国際自動車連盟)が定めるグループAカテゴリに属するマシンで総合チャンピオンが争われていました。

グループAとは、ざっくり言うと、当該メーカーで年間5,000台以上を生産した4座席以上の車が対象となります。
改造は許可された範囲のみでなら可能ですが、その範囲はとても狭いです。
そのため、市販車の時点でラリーに必要な性能、装備を予め盛り込んでおく必要があるのです。

当時、そのような勝てるラリー専用モデルを5,000台以上生産する体力はヨーロッパ各メーカーにはなく、フォードは例外として、唯一対応できた日本メーカーが台頭する事となりました。
そんな時代に生まれたのが、皆さんご存知の三菱ギャラン、ランサーエボリューション、スバルレガシイ、インプレッサWRX、日産パルサーGTi-R、マツダ323(ファミリア)GT-X、GT-R、そしてこのトヨタ・セリカGT-FOURなのです。

もともと編者が車好きになったキッカケは、日本車が群雄割拠していたWRCの時代を見て育ったからです。
峠やワインディングロード、土や沼地といった様々な路面を迫力の4輪ドリフトで駆け抜けていく様に衝撃を受けてしまい、それから様々なモータースポーツ誌をむさぼるように読むように。
WRCのDVDやビデオカセットといった映像媒体を購入するのに、バイト代を半分以上も当てていたほどです。

2018_セリカ_GT-FOUR_GT4_WRC_編集後記_01

そういった事もあり、グループAラリーマシンのベースとなった市販車に、個人的にも強い思い入れを持っていました。

ただ、これまで購入のタイミングがなかなか合わなかったんですよね。
生活環境や収入面の事もありましたが、あまりの思い入れの強さに、自分には似合わない、自分には扱えないだろうというネガティブ思考も芽生えてしまい、なんだかんだ言い訳を作ってしまい、すっかり諦めていました。

そして長い年月が経ち、そんな諦め自体もすっかり忘れていたある日。
以前の愛車であるFTOの修理やメンテの相談で、いきつけのショップ様である Revolfe S.A.に伺ったところ、このセリカGT-FOURが置いてあったのです。
聞いたところ、個人オーナーさんからの委託販売車両との事でした。

ここで昔の思い入れが少しだけ蘇ってしまい、ちょっと乗ってみたいなと雑談をしたところなんとOK。
日をあらためて試乗してみたのですが、距離のわりには車体全体の程度もしっかりしてて。
内装も思っていたより綺麗だし、なにより、意外と扱えそうだなという印象を持ちました。

試しに価格を聞いてみたところそんなに高くなく、これは買えそうだなと思うようになりました。

ただ懸念点も。
これまでの車より重いハンドルとクラッチに馴染めるか?
独特のスーパーストラットサスペンションでは、思っていたようなカスタマイズが難しいのでは?
これまでより明らかに悪くなる燃費や、高くなる維持費をペイできるか?

そしてこれは言い訳になるのですが、いい大人なんだし、取材車としてなら、次はもう普通の大人しい低燃費な車でいいのではないか?
実際、FTOの次は低燃費なコンパクトSUVにでも乗ろうかと考えていましたしね。

2018_FTO_編集後記_01

当初、乗り換えの予定はさらさらなく、この三菱・FTOを長く維持していこうとしていました。
今年の4月にヘッドライトユニットを新品交換しましたし、去年もタイヤと車高調を変えたばかり。
エンジンも修理して、さらに3年頑張ってもらおうとしていた矢先でした。

一晩、頭を冷やしながらじっくり考えました。
FTOを乗り続けるか?
セリカに乗り換えるか?

そうして翌日に出した結論が”購入します!!”でした。

この結論に至ったのはこういう理由からです。

・今後EV化が加速していく未来では、年齢的にも、セリカのようなハイパフォーマンスカーを所有できる最後のチャンスかもしれない。
・FTOは車検切れ間近。エンジン修理の予定があったため、今回のセリカの購入金額と同じくらい金がかかる。
・価格が安く、走行距離も割とかさんでいる車だが、これまでメンテナンスを行っていたのが”ウチダカーワールド”であり、そこの整備技術と信頼性には定評がある。
Revolfe S.A.ならば、悪い車は絶対紹介しないし、仮に何かあってもしっかりしたアフターサポートをしてくれる。

ハンドルやクラッチ、燃費や維持費に関しては、まぁ所有すればどうにでもなるだろうと、あえて無視しました(笑)

そんな紆余曲折を経て、私の元に来たトヨタ・セリカGT-FOUR。
これから取材車として、私の愛車として頑張ってもらおうと思っています。

さっそく乗ってみましたが、ハンドルやクラッチが重い、ドアミラーが片方自動で畳まない、後方視界が最悪、車高高い、数十年前のターボタイマーが出てきた等、まるで宝探しをしているかのように色々な事象が出てきます(笑)
少しずつ直しながら、自分好みに変えていきたいですね。

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さて、せっかくのセリカGT-FOURですし、一つプロジェクトを立ち上げる事にしました。
その名も、”REVOLT-IS デモカープロジェクト”です。
私、REVOLT-ISが理想とするチューニング・カスタムカーにセリカGT-FOURを仕上げていきながら、メーカー様やショップ様とのやり取り、パーツの紹介や購入、セッティングの考え方やその方法といった内容などを、当メディア上で配信していきます。

そのうえで、今回のセリカGT-FOURを仕上げていくためのテーマはこちらです。

“ストリートカーとしてのカッコ良さと、ワンランク上のトータルバランス向上を目指す”

そうですね。
トヨタのGRMNモデルや日産のNISMOモデルをイメージしてもらえたらと思います。
街中を快適に走れて峠を楽しくスポーツドライブができ、見た目もカッコ良くしていく。

そしてこのプロジェクトでは、こんな縛りを設けています。

”内装やエアコン、AV機器は必須”
”車高やキャンバーも、走行性能を犠牲にするようなセッティングは避ける”
”車の基本デザインの尊重”
”車好きでない人が乗っても違和感がないようにする”
”車検対応”

もちろん、このプロジェクトは私の自腹です(笑)
予算の関係もあるのとメディアネタを切らさないようにするため(苦笑)、次の車検がくる3年後まで、時間をかけてじっくりやっていきます。
既にいくつかのメーカー様、ショップ様の協力を取り付けており、近日中にいくつか配信できるかと思います。

セリカ乗りはもちろんの事、多くの方々に愛車チューニングやカスタマイズの参考にしてもらえるような記事展開にしていきます。
記事タイトルに”デモカープロジェクト”の文字があれば、ぜひチェックしてみて下さい。

今後ともよろしくお願い致します。

【文 – 写真】
編者(REVOLT-IS)

編者
REVOLT-IS立ち上げの発起人。サーキット走行会や草レースなど経験が豊富で、スポーツ系チューニングやセッティングに強い関心がある。 サーキットやストリート、ドリフトなどの走りのイベントへ積極的に顔を出しながら、カメラを構えつつ様々な考察をする毎日。
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