今年2015年の1月。冬の日光サーキットにて、NATS日本自動車大学校のOBや在校生の有志達で結成されたドリフトチーム「シャイニングプロジェクト」、通称”えすぷろ”が主催するサーキット走行会が開催されると聞いて、撮影取材に行ってみた。
一週間前から続く積雪や気温低下で現地の状況が心配されたが、気温は低いものの凍結の心配はなく、走るにはなかなか良いコンディションのサーキットコース。ひんやりした空気がとても心地良く感じた。
参加者はNATSの学生やその仲間達がほとんど。中には有名ドリフトイベントの上位入賞者もおり、パドックを見まわすだけでも熱い走りをつい期待してしまう。
今回はドリフトとタイムアタックのセッションがある。そのため、タイムアタック系イベントでは常連のホンダTypeR勢等も多くエントリーしていた。他にもスズキ・スイフトやランエボ、ロードスターといった感じで、エントリー車種はバラエティに富んでいる。
主催スタッフは全員20歳前後の若い子達ばかり。とは言え、過去に何度も開催してきた実績があるせいか、仲間達とのチームワークを発揮しつつ、しっかりと進行を務めていた。
いよいよコースイン。。。がしかし、早々にオイルをばらまく車両あり。ここでもサーキットスタッフとも連携して手際よくオイル処理をこなす”えすぷろ”メンバーと仲間達。
こちらはグリップクラスの走行シーン。良いタイムで周回する車両もあったりしてなかなか見ごたえがあった。これだけコンパクトなコースだとジムカーナ的要素が強くなる。どれだけ車の基本動作が出来ているかにかかってくるが、どの参加者も、若さ溢れる思い切りのいいドライビングを見せてくれた。
こちらはドリフトクラスの走行シーン。日光サーキットを走り慣れているドライバーが多いせいか、要所要所で時に豪快だったり、時に綺麗だったりと、とても上手いドリフトで魅せてくれた。ギャラリーからも感嘆の声が漏れていたほどだ。
走行会中の合間のシーン。談笑する仲間達。お互いの走りの感想を言い合ったりするなど、サーキット内はとても和やかな雰囲気。強いて言えば、文化祭や体育祭、部活のようなノリに近いかもしれない。
スタッフ同士でも交代しながら走行の合間にリラックス。お疲れ様。
午後には、NATSならではの有名人を招聘、審査員に据えてのドリフトコンテストも行われた。どの参加者もここぞとばかりに全開ドリフティング。特にNATS卒業間近の参加者など、卒業記念の最後の思い出になればと果敢に攻めてくれた。
参加者全員、元気よく走ってくれたおかげもあり、ギャラリーをしている側もとても楽しめた。全員の走行写真をアップしたいところだが、ページの関係で今回は割愛する。次回、写真ギャラリーとして紹介しようと思うので、公開するまでお待ち頂きたい。
さて、この”えすぷろ走”、実は今年の夏に再び開催されており、前回以上の参加者で大変盛り上がったらしい。そして来年2016年冬の開催の噂も聞く。興味のある方は、ぜひ主催者であるチーム”えすぷろ”のfacebookページをチェックしてみてほしい。
【取材 – 文 – 写真】
編者(REVOLT-IS)
【主催 – 取材協力】
シャイニングプロジェクト(えすぷろ)