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ドリフト競技で若手台頭の兆し – MSCチャレンジ2018

20180326_MSCチャレンジ_ドリフト

MSCチャレンジ
サーキットドリフトの入門イベント、地方戦であり、2018年も年間4戦が組まれている。
大会上位入賞者にはフォーミュラドリフトジャパンへの出場権が与えられるとあってか、毎戦熱い戦いが繰り広げられている。

—注—
フォーミュラドリフトジャパンとは、アメリカで開催されているフォーミュラドリフトの日本版。
アメリカの審査方式、海外から多くの有力ドリフターの参戦もありで、他とは一味違ったプロドリフトが展開される人気イベントである。
——–

そのMSCチャレンジ
今回の2018年第1戦では、経験豊富なベテラン勢に交じり、上位に食ってかからんとする若手の台頭が目立った。
そんな彼等を4名ピックアップしてみたい。

20180326_MSCチャレンジ_ドリフト_平井銀次_weld

車からラジコンドリフトまで幅広く展開するカーショップWeld
そのWeldがサポートするのが、この100マーク2でビギナークラスにエントリーの 平井 銀次 選手だ。
なんとまだ17歳で、自動車免許も持っていない。
元々はラジコンでドリフトにハマっていたそうだが、紆余曲折を経てサーキットで実車のドリフトデビューを果たしたという。

ラジコンドリフトと実車のドリフトは感覚が似ていると言う彼。
ラジコンで得た経験を生かし、現在もWeldの熱い指導を受けながらメキメキと腕をあげている。
また勉強熱心なのか車好きからなのか、普段からこのマーク2の整備や点検も自分でやっている様子。

実は当日初対面だったのだが、てっきり大人の経験者がドリフトしてるものと勘違いしてしまったほど。
ぶっちゃけて言うと、ビギナークラスを走る選手は挙動が読めず、写真はぶれも多くカッコいいのが撮りにくいのだが、彼は毎ラップ安定した走りだったので、とても撮りやすかった事を覚えている。

審査員席前で見事な走りを決め、ビギナークラス優勝を勝ち取った彼。
次はエキスパートクラス?
伸び代はまだまだありそうだ。

20180326_MSCチャレンジ_ドリフト_鎌田奈那_TopTul_RyoJapan

ドリフト等モータースポーツイベントへも力をいれる工具メーカーのTopTul Japan
そのTopTulがサポートするのが、ビギナークラスへこの13シルビアでエントリーの 鎌田 奈那 選手だ。
こちらは18歳で、自動車免許は2017年に取得したばかり。
高校生の頃からドリフトをやりたいという熱い思いを持ち、ドリフトイベントで頻繁に顔を出していた彼女。
そこで多くの大人達と交流を持った事がキッカケとなり、その思いを汲んだTopTul Japanのサポートで走れるようになった。

正直、走り始めた頃はとても大人しく、今後伸びていくのかと心配になったが、元々センスがあったからなのか、Ryo Japanなど多くのベテランドリフターの厳しい指導の元、急速に腕をあげてきている。

第1戦では突っ込みすぎの2連続クラッシュで予選敗退したものの、先日開催された第2戦では見事予選を通過。
着実にステップアップを果たしている。

20180326_MSCチャレンジ_ドリフト_斉藤翔哉_カーガイ

今年はスーパーGTへのホンダ NSX GT3で参戦する等、益々活躍の場を広げているカーガイ
そのカーガイがサポートするのが、この14シルビアでエキスパートクラスにエントリーの 斎藤 翔哉 選手だ。
こちらはまだ16歳で、もちろん自動車免許はない。

当日じっくり話を聞けなかったのだが、中学の頃からサーキットで積極的に走りこんでいたようで、彼も身近にいる大人達の指導、応援を経て腕を磨いてきたようだ。

彼とも当日は初対面だったのだが、てっきりベテランのドリフトドライバーが走っているものと勘違いしていた。
スピードや突込み、角度も迫力十分。
あの見た目でこんなカッコいいドリフトを決めてきたのかと、良い意味で驚いた。

当日は見事に決勝ベスト16へ進出。
延長ワンモアタイムになるまで好バトルを展開。
とても素晴らしい走りを見せてくれた。

20180326_MSCチャレンジ_ドリフト_蕎麦切広大_R31ハウス

R31スカイラインの専門ショップでお馴染みのR31HOUSE
近年はラジコンにも力を入れているというR31HOUSEがサポートするのが、この31スカイラインでエキスパートクラスにエントリーの 蕎麦切 広大 選手だ。

彼は21歳。
中学から始めたというラジコンドリフトで豊富な実績を持っており、そこでR31HOUSEとワークス契約。
その後、様々な経験を経て、満を持して実車ドリフトデビュー。
R31HOUSE 専属ドライバーとして走り始めたそうだ。

彼とは全く話せていないのだが、HR31が持つ車のカッコ良さと完成度と、それを豪快に振ってドリフトさせていく様がとても印象的だったのを覚えている。

彼もラジコンから実車ドリフトという経歴だが、こうも迫力のあるカッコいい走りを見せられると、ラジコンドリフトと実車ドリフトは感覚が似ているという事に説得力が増してくる。
もちろん、本人の日頃のたゆまない練習や努力あってこそでもあるのだが、現在ラジコンドリフトを楽しんでいる子達からしたら、良い刺激をもらえているに違いない。

第1戦での結果を踏まえて参戦した第2戦では見事に予選を通過。
決勝では、フォーミュラドリフトドライバーと好バトルを繰り広げたとの事。
次はさらに上位に食い込んでくるか?
R31が好きな方も気になり始めている。

【取材 –文 – 写真】
編者(REVOLT-IS)

【取材協力 – 問い合わせ先】
MSC事務局

編者
REVOLT-IS立ち上げの発起人。サーキット走行会や草レースなど経験が豊富で、スポーツ系チューニングやセッティングに強い関心がある。 サーキットやストリート、ドリフトなどの走りのイベントへ積極的に顔を出しながら、カメラを構えつつ様々な考察をする毎日。
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