東京オートサロン2018 取材記事。
今回は、TIST 筑波研究学園専門学校の学生達制作の日産・マーチベースのカスタムカー”MARCHCRAM 911”を紹介する。
まるでミニリムジンとおぼしきこの車は、なんと2台の日産・マーチを合体させて形作られている。
2台のリアセクションを切断後、後ろ向きの状態で結合させた構成で、車名の”MARCHCRAM 911”にもその構成をよく表している。
わからない方は、英字部分を前から、後ろから読んでみてほしい。
日産・マーチのフロント部分とは思えないリア周り。
さすがにエンジンはなかったが(有ったら有ったでえらい事になるが)、とても綺麗に成型されている。
実は、車体そのものは4年前に制作されたもの。
東京オートサロン2014に2台のマーチそのものがくっついた車両が出展されていたのだが、見た方もいるのではないだろうか?
その車体を、鉄板などを使い箱状に成型。
ロールスロイス風にリメイクしたのが、今回の”MARCHCRAM 911”というわけだ。
ロールスロイスの顔とも言えるシャッター状グリルを上手く再現している。
そのグリルの中には、日産・マーチK11型フェイスが見える。
白を基調とした広大な空間が確保された室内。
リムジンはこうでなくては。
運転席側には、アミダ状ぺイントのバケットシートとヒョウ柄風フロアカーペットが目につく。
置かれているドローンは、TIST 筑波研究学園専門学校 自動車整備・ドローン学科をさりげなくアピールしている。
スパルコのフロアマットといい、ラグジュアリーな中にもスポーティ風味をミックスさせている。
アミダ状ペイントの発想は先生の提案だそうだが、その不思議な模様にどんな意味があるのか気になるところ。
ステアリングとダッシュボードに施された独特の塗装。
石のような質感に苦心の跡が見える。
花瓶とか置いてあると似合いそうだ。
ただリムジンを真似するのではなく、VIPルームの本来のインテリア要素も取り入れているのだろう。
【取材 –文 – 写真】
編者(REVOLT-IS)
【取材協力 – 問い合わせ先】
TIST 筑波研究学園専門学校