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【ル・ボランカーズ・ミート2017】気軽に新車を知って楽しむ

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自動車ディーラーへは行きにくい。

昔よりは聞かなくなったものの、今でも意外とそんな話を聞く事がある。
新車が気になってチェックしたいものの、行ったら営業攻勢される、見積もりを推しつけられる、買う前提でないと冷淡な対応をされる等々。
そんな自動車ディーラーも多くが変わってきているのだが、昔からこうした心理で見られる傾向が強い。

車が売れないディーラーへの客足が遠のく状況に業を煮やしてか、今回紹介するイベントのように、人が多く集まる行楽地やデパートの敷地内特設ステージにて、気軽にただただ新車を体感してもらうようなイベントがよく開催されるようになってきている。

その多くがメーカーディーラー、そして自動車雑誌社の主導が開催されている。その中の一つ、横浜赤レンガ倉庫で開催された「ル・ボランカーズ・ミート2017」の模様を振り返りながら、こうしたイベントの特徴をお伝えしてみたいと思う。

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ボリューム感溢れるレクサス・LC500h。ボリューム感あふれるボディがそそられる一台だが、なかなかお目にかかる事ができない車でもある。

こうしたスペシャリティカーが多く展示されているのも、このイベントの特徴の一つ。中には運転席に座ることもOKな車もあり、めったに見れない車をしげしげと眺めたり、運転席で悦に浸ったり座り心地や操作性をチェックする光景があちこちで見られた。

こういう車クラスだと、普段は一部ディーラーでないと置いていない事があったり、初見では心理的に試乗を依頼しにくいもの。買う前提でないなら猶更だし、以前、編者も某外車ディーラーである車の試乗を依頼してみたが、買う気がないならとあまりいい顔をされなかった経験がある。

それがこうしたイベントでは、運転席に座ることもまれな車や普段は試乗NGな車でも、気軽に座って試乗を試したりする事ができる。当然レア車や珍しい車の試乗希望は多く、長蛇の列が出来ている事も。一般の車に対する関心の高さは、今も昔も健在な感じがした。

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精悍さが増した顔つきとなった新型スズキ・スイフト。エントリーカーとしても手の届きやすい人気車なだけに、購入前提でチェックされている方もちらほら見られた。

こうした新車の横には必ずメーカー担当者が立っており、色々説明をしてくれる。もちろん車の仕様的な事からメーカーの内情、どういった方に売れているか?、人気のグレードはなんなのか?まで、質問すれば可能な範囲で答えて頂ける。
メーカーやディーラー側も、生のお客様の声をより重視する方向へシフトし始めているようで、営業や開発担当者をどんどん立たせてはお客様とゼロ距離で接して会話をさせる事により、真のニーズを掴み、より的確に自動車開発に反映させていく方針のようだ。

これは自動車開発だけでなく部品やタイヤメーカーもそうした傾向のようで、特にアジアンタイヤに圧され気味な国内タイヤメーカー勢では、用途やニーズを絞ったり、キャラクターの方向性をわかりやすくしようとする動きもある。そのためにも、お客様の生の声を聞く事をこれからも大事にしていきたいそうだ。

普段から不満に思っている事、要望したい事、疑問点があれば、こうした機会に担当者にぶつけてみてはどうだろう?もしかしたら、そういった声を反映した車や製品が出てくるかもしれない。塵も積もればなんとやらだ。

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ランドローバー・ディスカバリーの急こう配を駆け降りる体感イベント。普段乗りでこうした状況下に遭遇することはまずないだろうが、こうした状況下での車体験ができるのもこのイベントの醍醐味の一つ。もちろん、こうした試乗は安全上、専門プロドライバーの運転による助手席試乗となるわけだが、新車の限界性能を知れるまたとない機会と言える。

ディーラー試乗では、街乗りや住宅街の一角をただ制限速度で走りまわるだけで本来の性能体感は困難だ。このような限界を試すような機会は、購入前提とする方からすればとても参考になるだろうし、そうでない方にも、その車のパフォーマンスの良さが脳裏に刻まれるに違いない。そうした方の口コミは、その車を買いたいと思う方にとってとても有益となるはずだ。

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イベント会場の全景。週末の人気スポットである赤レンガ倉庫での開催とあってか、非常に多くの来場客に恵まれた。他にもタイヤや部品、オーディオなどの各メーカーもたくさん軒を連ね、多くのお客様に自社製品を積極的に体感してもらっていた。
せっかく、このように気軽に自動車が体感できるイベントが多く開催されているのだ。我々も気兼ねなくどんどん体感、チェックをさせてもらい、風評やイメージ、個人的感傷に捕らわれる事のない正しい自動車知識を持っておくようにしたい。

【文 – 写真】
編者

編者
REVOLT-IS立ち上げの発起人。サーキット走行会や草レースなど経験が豊富で、スポーツ系チューニングやセッティングに強い関心がある。 サーキットやストリート、ドリフトなどの走りのイベントへ積極的に顔を出しながら、カメラを構えつつ様々な考察をする毎日。
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