2017年もイエローハット美女木店でも開催されているオートフェスティバル。
そこに鎮座する鮮烈な赤色のトヨタ・チェイサー。エンジンルームを覗きこむと、お馴染みのVVTi仕様1JZ-GTEエンジンに二つのターボ…二つ??
なんとVVTiツインターボという珍しい仕様。制作はエルドオードサービス。
レアなエンジン仕様だったためか速報でTwitterにアップしたところ、かなりの反響を頂いた。ちなみにVVTiとは、トヨタ(ヤマハ)で開発された可変バルブタイミング・リフト機構の略称。ホンダのVTECと基本的に同じ目的の機構だ。
1JZ-GTEエンジンは、第1世代がVVTi無しのツインターボ仕様。第2世代がVVTi有りのシングルターボ仕様となっており、VVTi有無で大きく変わっている。
恐らく第2世代ではVVTiの効果で、シングルターボでも低回転域からのレスポンスやトルクの大幅向上が果たされたのだろう。実際カタログ値を見ても、より低い回転数で第1世代よりも大きなピークトルクが発生している。
そんな、VVTi仕様1JZ-GTEエンジンへのツインターボ化がどのような変化をもたらしてくれるのか?想像するだけでも興味は尽きなくなる。
この時はまだ車にエンジンを積んだばかりで、ほとんどセッティングをしておらずナンバーもなかった。そのため、今は一刻も早く公道を走れるよう、車体制作と準備を進めているとの事。
外装は、ダクト付きワイドフェンダーと話題の軽量ホイール”VENOM”で決めている。とても個性的なクールスタイルで、ドレスアップコンテスト等へこのままエントリーしても注目を集めてしまいそう。チェイサーオーナーさんにはぜひ参考にして頂きたいエアロスタイルだ。
公道走行が出来るようになった段階で、あらためて取材を申し込む予定だ。VVTi仕様ツインターボの真の実力をいずれお送り出来るかと思う。
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