You are here
Home > SPECIAL > ホンダ・シビックの意味

ホンダ・シビックの意味

20170406_東京オートサロン_シビック

東京オートサロン2017“で発表された新型のホンダ・シビック。8代目FD型で途絶えて以来、7年ぶりに国内に再投入されるとあって大きな話題となった。
特に、同時に投入されるTypeRモデルには、スポーツカーファンからも熱い視線が注がれていた。これまで、海外からの逆輸入として限定販売されたFN2型FK2型も大好評だっただけに、スポーツカー人気の復権にも期待が高まっている。

しかし…

20170406_東京オートサロン_シビック_02

シビックは英語読みで、日本語訳すると”市民の”となる。”市民の車”“大衆向けの車”という意味を込めて1972年に初代モデルが登場。以降、多くの一般家庭や、若い世代のエントリーモデルとして親しまれてきた。
また、運転の楽しさを追及したスポーツグレード、その後のTypeRなど、手軽に運転の楽しさを追及したモデルの登場とも相まって、多くのスポーツカー愛好家やスポーツドライブ好き世代を賑わせてきた。

しかし一時期の景気後退、若者の車離れが叫ばれるようになってきた辺りから陰りを見せはじめ、新たな環境対策による排ガス基準に対応できなくなる事も逆風となり、8台目の生産終了と同時に国内から姿を消してしまった。

20170406_東京オートサロン_シビック_01

その後。海外でのみ生産、販売が続いていたシビック。それがついに国内に帰ってくる。しかもTypeRも限定販売ではなくカタログモデルとして登場するという。一時、ネット上でも大いに沸き立った。

編者個人、登場を心待ちにしていたのだが…予想価格帯を見て大きく首を傾げてしまった。
国内販売ではType R450万円以上になるとか。ちなみに、アメリカ市場では約400万円を予想されており国内より安い金額となっているが、これは、為替変動の影響を考慮する事したいがため、海外生産車高値傾向になるのだそうだ。

安くて450万円…もし上述の理由が当てはまるなら、海外生産を予定している他のハッチバックモデル高値になるのだろうか?

これは果たして本当の(市民の)シビックなのだろうか?

20170406_東京オートサロン_シビック_03

EK型シビック、当時の新車価格帯で95万円 から 170万円前後、Type Rでも170万 から220万円となっていた。
誰でも買いやすく、手が届きやすかったのは言うまでもない。それでいて車体の作りもよく、デートや普段の買い物の足、手軽に運転を楽しめた車だった。
当時は、今より景気が悪かったにも関わらず、高い人気と多くの販売数を記録しており、まさに(市民の)シビックという名前に相応しい車だったと記憶している。

これから登場するシビックと比べてみてほしい。富裕層か余程の貯金がある方のように、一握りための車となってはいないだろうか?それは果たして(市民の)シビックなのだろうか?

願わくば、唯一の国内生産モデルであるセダンが、今の国内市場に見合った、手の届きやすい価格でリリースされてほしいとところではあるが。
(深読みするなら、国内市場はセダンのみしか期待していないのかも)

様々なITを使った電子機器が搭載され、今や自動化の方向へ進む車社会。もしそういった事が開発コストの高騰に繋がっているのならば、ABSなどの最低限の電子機器以外は未装着とし、機械的な技術のみをより磨き上げた車を登場させてもらいたいと思う。

例を言うなら、AE86を現代の技術で蘇らせてみるなどどうだろうか?

【撮影 – 文】
編者

編者

REVOLT-IS立ち上げの発起人。サーキット走行会や草レースなど経験が豊富で、スポーツ系チューニングやセッティングに強い関心がある。
サーキットやストリート、ドリフトなどの走りのイベントへ積極的に顔を出しながら、カメラを構えつつ様々な考察をする毎日。

Top