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孤高を貫くカスタムカークリエイター – KRC modified


2012年に登場して以来、賛否両論を巻き起こすほど国内外から多くの関心を集めている”KRC modified“。
ノーマルボディを大胆な解釈で”KRC modified“流に再構成して形にする。
そのスタイルはまさにオリジナルカーと言えるほどで、その存在感を国内外に強くアピールしてきた。

そんな”KRC modified“。
今回はスタンスネーション2016会場へ出展し、自慢のRx-7RX-8を持ち込んできた。

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まずはRX-7から。
以前に比べるとノーマルのデザインが強調されている感がある。
これは、エアロキット装着を前提としてデザインされた事と関係がありそう。

以前、東京オートサロンなどで展示されていたZETSUEIなどのモデルは、あくまで”KRC modified“のデザインコンセプトを具現化したショーモデル。コンプリートカーとしての位置付けだったという。
その後、国内外の様々なイベントへ出展をしたところ、来場者や現地インポーターなどから大変な反響と多くの要望を頂いたという。
その中には、より現実的なエアロキット開発の要望も含まれていたそうだ。
それを受けての答えが、このRX-7と後述のRX-8。
KRC modified“デザインが身近になったものと言える。

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現実的なエアロキットとはいえ、フロントフェンダーレス、リアバンパーレスを前提としてまとめられた外観はやはり”KRC modified“流。
内部フレームを一つのデザインとして見立てる発想なんてまず出てこない。
それに繋がる外装のデザインとを上手く合わせていく事で、今までのRX-7にはない無骨なイメージを与える事に成功している。

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このRX-8も、上述のRX-7に比べると比較的落ち着いたイメージを持つ。
それでも、フロントボンネット先端のボックス形状や開口部を大きく広げたバンパーに、大きく広げられたオーバーフェンダーとトレッド周辺の造形などは、今までのRX-8にはなかった無骨さだ。
まるで砂漠を走るバギーカーを思い起こさせる。

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リアから見ても、このRX-8の異常なまでのワイドトレッド感がおわかり頂けるだろう。深リムのシルバーホイールともよくマッチしている。
また先のRX-7同様、このRX-8も小ぶりなリアスポイラーを採用したのもいい。
これがGTウイングや巨大なスポイラーだと、リア周りがごちゃごちゃとうるさくなりそうだ。

さて、今回紹介したRX-7とRX-8の2台。
既に色々なところで走りこんでいるそうで、拠点である関西方面で目撃している方は多いだろう。
サーキットシーンでも、これから見れる機会がもっと増えるかもしれない。
カーデザインを担当した筒井宣尚さんは”KRC modified”の代表。
それまではインテリアやアパレルデザインも手掛けてきた異色の経験を持っており、そうした経験があったからこそ、従来のカーデザインや流行り、固定概念に縛られない発想が生まれたのだろう。

車は普通こうでなくてはいけない
それは当たり前
そんなのありえない”。

このような考えでは、”KRC modified”のような発想はまず出てこない。

新たなトレンドや流行は、今までの常識を疑ってみる事から始まる。
少なくとも編者はそう思っている。
もちろん賛否両論は必ず出るし、批判の声が大きい場合もある。
だが沈滞した状況を打ち壊すには、これまで信じた常識を翻してでも、勇気を持って自分のやり方で取り組んでいかなければならない。
それをやろうとしているのが、この”KRC modified“だ。

現在はRX-7やRX-8だけでなく、CX-5やS15シルビア、トヨタ86なども手掛けており、なかなか好評との事。
次はどんな車でやるのか?
どんな個性的なデザインを見せてくれるのか?
次の一手を楽しみに待ちたいと思う。

【取材 – 撮影 – 文】
編者(REVOLT-IS

【取材協力 – 問い合わせ】
KRC modified

編者

REVOLT-IS立ち上げの発起人。サーキット走行会や草レースなど経験が豊富で、スポーツ系チューニングやセッティングに強い関心がある。 サーキットやストリート、ドリフトなどの走りのイベントへ積極的に顔を出しながら、カメラを構えつつ様々な考察をする毎日。